武装探偵社の有能事務員さん【文スト】 (ページ10)

今日:4 hit、昨日:29 hit、合計:35,384 hit

2 ページ10

．

「……で、何がどうなったらこんな事に？」

敦くん、ナオミちゃんに谷崎くん、それに私がソファに座り、隣で賢治くんはお茶を淹れ、晶子さんは私の背後に立っている。

そして鏡花ちゃんは元の服に着替え敦くんの背後に。

『だって鏡花ちゃん。何着ても似合うじゃない。ねぇ、谷崎くん。』

「うンうン。」

「や……そこではなくて……国木田さん……」

敦くんは私たちの言葉を否定して国木田さんにジッと目線を送る

「そんな目で見るな敦。俺も止めたのだ。」

「…大丈夫なのでしょうか。彼女は一応殺人犯で……」

「……拙いかな」

『…かな』

「谷崎さんや香里さん達が良くても、譬えば乱歩さんなんて特に、この手の規則を気にするんじゃあ＿＿＿」

『あ、それは問題ナシ。』

もうそろそろ帰ってくる頃かな

ガチャ

「ただいまぁ〜〜〜！」

『乱歩さんが一番楽しそうにしてるからね』

「いやいや〜香里ちゃんも中々でしょ〜乱歩さんと同じくらいにははしゃいでるよ。」

『え、本当！？……やっぱこーゆう時に若さが出るよね〜』

「あはは、ホント、僕と同じ年なンて最初は思えませンでしたよ〜」

『まぁ私は晶子さんの一寸後くらいに探偵社に入ったから同い年って思えなくても当然なんじゃない？』

「香里さんて、そんなに早くに探偵社にはいっていたんですね。歳から谷崎さん達と同じくらいかと……」

『敦くん。此処はヨコハマ。昼を軍警、夜をポートマフィア。そしてその間の夕刻を探偵社が取り仕切る。夜はポートマフィアが取り仕切る土地だ。鏡花ちゃんのように、賢治くんのように。早くから働き始める人もいるの。……ま。私もその一人だけどね。』

「そういえば前職当てゲェムは香里さんは参加されてないですよね」

『え、あれ調査員さんの恒例行事じゃないの？……ていうか＿＿＿＿＿＿＿』

．

．

『私、みんなの入社の時の履歴書見てるからみんなの前職知ってるよ？』

「「「「………え。」」」」