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Detective Boys ページ7






「彼が拐われたのは人虎とか懸賞とか。つまり個人的な問題からでしょ?ウチは彼専用の養護施設じゃないし、彼も護って貰うために、ウチに入った訳じゃない。」


「でも、敦くんは探偵社の一員で____」


「……乱歩さんの云う通りだ。俺たちが動くのは筋が違う。」



「………」



横でナオミちゃんが頬を膨らましている



『どうしたの?』


「いえ……ちょっと社長を呼んできますわね!」


『______へ?……社長??』





その時間にも探偵社の議論は発展せず、国木田さん、乱歩さんは業務派。谷崎くんは敦くん派。……と対話している




「あ!曽野さん!ヘルプです!助けて下さい!」


『はいはーい。どこ?』


「えっと、このリストなんですけど……」


『ああ、これね!私がやっておくよ。』


「本当ですか?ありがとうございます!」


『いえいえー』




私は自分の席に戻りパソコンを起動させる



と、同時に社長が此方に来る。




……どうされたんだろう。




「全員聞け!新人が拐かされた。全員追躡に当たれ!無事連れ戻すまで……現業務は凍結とする!」


『「「凍結!?!?」」』






「国木田。」


「はい。」




「三時間で連れ戻せ。」


「はい!」





……てことは乱歩さんが本気にならなければいけないな。



敦くんが運ばれた貨物自動車の所有者はカルマ・トランジット。元、密輸屋(ミュール)の運び屋だ。……そして現在、指名手配犯である芥川が鏖殺しに向かっている。




乱歩さんの異能(頭脳)がなければ無理だ。




羅生門と虎→←うつくしき人は寂として石像の如く



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作者名:ペネロッペ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Mayakaahah/  
作成日時:2022年10月5日 11時

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