武装探偵社の有能事務員さん【文スト】 (ページ25)

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砕け散りし海辺にページ25

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私が晩香堂に着くまでに聞いたのは、“Q”と呼ばれる精神操作の異能者についてだ。

どうもQ＿＿＿夢野久作は先程敦くんの精神を一時的に破壊……春野さんとナオミちゃんを攻撃してしまったそうだ。…まあそれも太宰さんが異能力で収めてくれたお陰でことなきを得たのだけど。

だから、危険のある事務員は県外に避難している人達も含め、外出を控えるように云われたのだ。

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そして、運悪く海辺に居た敦くんは組合に。其れを助けようとした鏡花ちゃんは軍警に、捕まった。

緊急事態だ。調査員のみんなに護られながら私達3人と晶子さん、乱歩さんは武装探偵社ビルに移動する。

『敦くん……大丈夫かなぁ』

「敦は大丈夫さ。根性骨(タフネス)が敦の売りだよ？簡単にやられちゃァ困る。」

晶子さんはお得意の鉈の手入れをし乍ら答えてくれる

それでも不安は消えない。

組合のフィッツジェラルドと小耳に挟んだ作戦参謀、武装探偵社の敦、ポートマフィアのQが……絡み合って化学反応を起こす。

どんな結果になるかは判らない。

判るのは…………

横浜(ヨコハマ)が危険に晒されている。という事だ。