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三社鼎立 ページ17

「事務員は県外に避難するように」





社長からの通達だ。




私はナオミちゃんと春野さんと同じ場所にした。





『ここは自然が善いところだね〜』


「ええ!臨時の学校もありますしね!」





そうか。ナオミちゃんは高校生だったか。時々忘れそうになるね





「嗚呼、ミィちゃんが心配で寝れないわー!」

『春野さん…そんなに心配なら連れてくれば良かったのに。』

「そうですわ!私たちだって猫は好きですし!」


「それが……ミィちゃんが居なかったの。逃げたのかしら………」



『あらまあ。帰ったら一緒に探しますよ?』

「ええ!私も帰ったら学校の友人に聞いてみますわ!」



「ありがとう!二人とも!」



三人でニコッと笑って、今日の夜は女子会よ〜!と元気よく春野さんが云うのでこっそりナオミちゃんと二人で苦笑いをする






______
__________




みんな寝静まるであろう夜、




「女子会女子会♪…あ、二人とも未成年なんだっけ。」



そう云いながら春野さんは一つ葡萄酒を開ける





『おぉ……』





春野さんは一口葡萄酒を飲んだら止まらない。




『ナオミちゃんは寝てていいよ。明日学校あるんでしょう?』

「ええ……でも…」

『いーのいーの。』




私はナオミちゃんを部屋の外に追い出す




「よ〜いしょっと〜フフフ〜♪」




春野さんはどんどんと葡萄酒を開けていく




『………』



「フフ〜〜」




春野さんが取り出したのは……電気髪鏝(ヘアアイロン)だ。




ブォン!





『!?』


見ると春野さんが窓から電気髪鏝を投げ捨てていた




………大丈夫かな、春野さん…

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作者名:ペネロッペ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Mayakaahah/  
作成日時:2022年10月5日 11時

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