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side隼
隼「りょーた」
涼「んー、」
どれだけ優しく声をかけても、しっかりとした反応はない。
無視しないだけいい子なんだけどね。
隼「帰りたくなかった？」
声をかけながら何度も頭を撫でてあげる。
涼「んぅ、」
隼「みんな怒ってるって思ってた？」
涼「ん、」
隼「そっか」
玲於のお説教はなかなかのもので、涼太のメンタルにもなかなかのものだったらしく。
俺の問いかけに少しだけど答えてくれる。
隼「今もちょっと怖い？」
涼「ん、」
隼「俺は怒ってないよ。大丈夫」
その俺の呟きには涼太は答えない。
その代わり、俺の手に伝わる熱は。
隼「熱、かなり上がってきちゃったね」
だいぶ熱くなったおでこ。
もしかしたら、少しだけだけど緊張の糸が解けたのかな。
それなら嬉しいんだけどね。
隼「大丈夫だよ。ずっといるからね。汗、気持ち悪い？」
かなり汗で濡れたパジャマを着せたままにするのも可哀想だし。
隼「着替えよっか。誰呼ぼうかな、」
ひとりで着替えは難しいかなと思い、誰を呼ぼうかスマホを触って考えていると。
涼「っ、とっ、ん、」
隼「うん？どしたの？」
涼「っと、とっ、くっ、やっ、まるっ、のっ、」
隼「んーっと、誰だ、笑」
涼「っと、りっ、くっ、やまっ、るのっ、」
辛そうな涼太に喋らせるのは可哀想だけど、誰のことを呼んでるのかわからないんだけど。
隼「っと、くっ……りっ、くん……あ、龍友くん！？」
涼「んっ、んっ、」
隼「もしかして、龍友くんに謝りたいの？」
俺がそう言うと、コクコクと真っ赤な顔を振る涼太。
隼「よし、じゃあ龍友くん呼ぶね」
涼「っ、ぃたっ、」
龍「頭痛い？冷えピタ貼ろっか」
それからというのも、龍友くんは龍友くんで今まで頭を冷やして涼太のこと考えていたらしく。
涼太のペースを待って優しくふたりで話し合い。
今ではもう俺はいないもののような扱い。
幽霊扱いじゃん。
完全に2人の世界じゃん。
いいもん、ふたりが仲直りしたなら。
………………………………………………………………
リクエストありがとうございました！
(すみません、終わり方がわからなくなりました、)
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白(プロフ) - 素敵な作品をありがとうございました！次の作品楽しみに待ってます(*^^*) (2021年8月22日 7時) (
レス) id: b39db95799 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - おはなさん» この物語はこれで終わりですよ! (2021年4月4日 11時) (レス) id: d773789e6b (このIDを非表示/違反報告)
なっつ(プロフ) - 次の作品も楽しみにしてます！ (2021年3月4日 21時) (レス) id: 66f3e05699 (このIDを非表示/違反報告)
おはな - すみません…続編がみつからないのでリンクを貼っていただけないでしょうか？ (2021年2月5日 22時) (レス) id: 933a2973a0 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 完結おめでとうございます(*^-^*)次の新作も楽しみです(*^-^*) (2021年2月2日 4時) (レス) id: 23700234a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：jdhchebbdn x他1人 | 作成日時：2020年12月26日 22時
