75 ページ25
side亜嵐
少しの眩しさに目を開けると、涼太のベッドの周りに5つの頭。
あぁ、そうか。
昨日病院に来て、みんな集まって、それでそのまま。
スマホを付けてみると、HIROさんから連絡も来ていた。
その内容にちょっとびっくりしたものの、みんなが起きてから話そうとスマホを閉じた。
龍「涼太、」
龍友くんの弱々しい声が響いた。
するとみんな眠りが浅かったのか、すぐに目を覚ました。
亜「あの、さ、」
重苦しい空気の中、なんとか口を開く。
亜「HIROさんから連絡来てたんだけどさ。こんなときにあれだけど、マネさん3人新しくなるって」
メ「そっか」
みんなの言いたいことがわかる。
なんだ、そんなことか、って。
俺だってそう思ったもん。
だけどその次の文章を見て、今伝えないわけにはいかなくて。
亜「今日の8時半に挨拶に来るって…もうすぐ時間だから、」
裕「急やな、」
玲「ここに来るの？」
亜「そうみたい」
なんか中途半端だな。
少しして、ノックの音が響いて。
"おはようございます" と言いながら見慣れない3人が入ってくる。
俺らも挨拶しなきゃ。
そう思ったとき。
龍「おまえっ…」
龍友くんが突然大きな声を出して立ち上がって。
龍「…っ、ざけんなっ、ふざけんなっ！」
メ「龍友！？」
裕「ちょちょ、どしたんよ」
あぁ、龍友くんが本気で怒っているときの顔だ。
龍「ふざけんなよ、お前らが、新しいマネージャー？冗談ちゃうぞ」
亜「龍友くんって…どしたの、？」
興奮状態になった龍友くんを、裕太くんと2人で抑え。
すると龍友くんは少し落ち着いた声で、だけど怒りを含んだ低い声で3人を睨みながら口を開く。
龍「言えよ…全部お前らのせいやねんからっ！」
亜「どうゆうこと？」
龍「涼太に何した？なぁ、全部話せよ。涼太のこと傷つけやがって」
は？
涼太？
傷つけた？
メ「ちょっと待って、どういうこと？」
マネ1「怖い顔しないでくださいよ、笑」
龍「ヘラヘラしんとちゃうぞ」
マネ2「すみませんでしたね」
マネ3「殴って、ちょっと悪口言っただけだよ」
ふざけんな。
結局3人は即クビ。
涼太は1週間の入院を経て、今は順調に回復中。
これからは全部話してね。
………………………………………………………………
リクエストありがとうございました！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 242人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
白(プロフ) - 素敵な作品をありがとうございました！次の作品楽しみに待ってます(*^^*) (2021年8月22日 7時) (
レス) id: b39db95799 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - おはなさん» この物語はこれで終わりですよ! (2021年4月4日 11時) (レス) id: d773789e6b (このIDを非表示/違反報告)
なっつ(プロフ) - 次の作品も楽しみにしてます！ (2021年3月4日 21時) (レス) id: 66f3e05699 (このIDを非表示/違反報告)
おはな - すみません…続編がみつからないのでリンクを貼っていただけないでしょうか？ (2021年2月5日 22時) (レス) id: 933a2973a0 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 完結おめでとうございます(*^-^*)次の新作も楽しみです(*^-^*) (2021年2月2日 4時) (レス) id: 23700234a2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：jdhchebbdn x他1人 | 作成日時：2020年12月26日 22時
