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sideメンディー
メ「りょーた」
涼「んー？」
優しく名前を呼ぶと、ニコニコと返事をする涼太。
メ「なんで早く来たの？」
比較的、朝が苦手な涼太。
だけどたまにこうして、すごく早く来る日がある。
涼「早く起きたから」
メ「なんで起きたの？朝から何かあった？」
涼「ないよー？」
フワフワと話す涼太。
だけど。
こうして涼太が何もないのにべったり甘えるときは。
何もないのにみんなとの集合場所に異常に早く来るときは。
だいたい涼太の心は、傷付いている。
傷ついて、ボロボロで、壊れそうで、助けてほしいとき。
上手く言葉にしてSOSを伝えることが出来ない子。
だけど、嘘がつけない子。
たぶん、本人も無意識なんだと思う。
自分が傷ついている！ってわかって辛くなっているときは、たいてい泣きついてくる。
だけど、泣かないのに、何もないのに甘えるのは。
無意識のうちに傷ついて、我慢が限界を超えた証拠。
不器用で鈍感な涼太は、そんなこと気付いていない。
だけどいつも一緒にいるから、わかる。
だからこそ。
メ「珍しく早起きなんかして。明日、雪かな？」
涼「…んなこと、ないもん、」
メ「ほんとにー？」
涼「うわ、メンさん意地悪だぁー」
メ「ごめんごめん、笑」
ひたすら涼太の頭を撫でながら、優しく話しかける。
他愛もない話。
ありふれた話。
しょうもない話。
くだらない話。
笑える話。
どうでもいい話。
そこらへんによくある話。
メ「…でね？そのあと……涼太？」
急に静かになったかと思えば、涼太は俺の服を握りしめ、お腹に顔を埋めて。
メ「ふふっ、寝たの？笑」
たぶん、昨日も一昨日も、涼太も知らないどこかで涼太の心が傷ついている。
そして、今日も明日も明後日も、どこかで涼太の心が傷つけられてゆく。
心ない言葉の数々に。
メ「ずっとそばにいるよ」
そう呟いて頭を撫でてあげて。
カシャッ…
その可愛い寝顔をスマホで撮影して。
カシャッ…
フィルムカメラでも撮影。
俺の大切な思い出。
かけがえのない日。
俺と涼太のふたりの思い出の時間。
この時間に話したこと、甘えん坊の話は、他のメンバーには話さない。
ふたりの秘密。
涼太の次の甘えん坊デーが待ち遠しく感じた。
………………………………………………………………
リクエストありがとうございました！
(短くなってすみません…)
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白(プロフ) - 素敵な作品をありがとうございました！次の作品楽しみに待ってます(*^^*) (2021年8月22日 7時) (
レス) id: b39db95799 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - おはなさん» この物語はこれで終わりですよ! (2021年4月4日 11時) (レス) id: d773789e6b (このIDを非表示/違反報告)
なっつ(プロフ) - 次の作品も楽しみにしてます！ (2021年3月4日 21時) (レス) id: 66f3e05699 (このIDを非表示/違反報告)
おはな - すみません…続編がみつからないのでリンクを貼っていただけないでしょうか？ (2021年2月5日 22時) (レス) id: 933a2973a0 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 完結おめでとうございます(*^-^*)次の新作も楽しみです(*^-^*) (2021年2月2日 4時) (レス) id: 23700234a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：jdhchebbdn x他1人 | 作成日時：2020年12月26日 22時
