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ジョンハンside ページ34

「思い上がらないで下さい」





その言葉に最初すごくイラついたけれど、



彼女のいう通り、僕は、自分でも知らないうちに思い上がっていたのかもしれない。






「自分のことを好きな女の子が皆、自分の思い通りに動くと思わないで下さい」






思い上がったって仕方ない。




だって、僕を好きになった女の子は皆、そうだったんだから。





皆、僕の思うように動いてた。





だけど、違うんだ。





唯一、Aだけは違う。





僕の思い通りにはならない、僕を好きな女の子。





僕を好きだってことだけは、信じてみてもいいんだよね?






「じゃあ、スマホ貸して」






普通の女の子とは違う君を受け入れる。





だから、君にも受け入れて欲しい。僕のことが好きならば。






「次から、3コール以内に出なかったら本気で怒るから」





未だに登録されていない僕の電話番号だったけど、着信拒否されていなかったことを知るだけで嬉しくなる。





僕は、おかしくなってしまったのかな。







「電話に出なかったら死ぬほど電話かけて、それでも出なかったら講義室に、また押しかけてやるから。覚えておいてよ」






好きでもない女の子に、僕がここまでするのは異例なんだ。






「あと、僕のことが好きだって今言って」






だから、A。




今は、無理やり言わせてでも構わないから、




君の本心を、君の言葉で聞かせて。





僕が好きなんだってこと。






「言うまで家に返さない。なんなら僕の家に連れて帰るけどいいの?」







じゃないと、不安になりそうなんだよ。




本当は君が僕のことを「好きじゃない」んじゃないかって、




むしろ、「嫌い」なんじゃないかって、




そう考えるだけで、苦しくて、どうにかなりそうになるんだ。






「言います。言います。ジョンハン先輩が好きですっ…」






無理やり言わせてるのに、それだけで心が落ち着く。



改めて君が僕を好きなんだって、感じることができる。




お願いだから、僕を不安にさせないで。





「良くできました」
と満足そうに笑う僕は、案外単純なのかもしれない。





自分を好きな子に「好き」って言われることは当たり前のはずなのに





Aの前では、当たり前じゃないなんて。






でも、いつか、Aが自分から「好き」だと言ってくれる日が来ると信じて。







僕は君のことを、待っていることにするよ。

君という君は→←ジョンハンside



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みゅん(プロフ) - 初めましてこの作品以前読ませていただいて個人的に好きなお話なのですが他に似ている作品を見つけてしまって、更新のお日にち的にsenaさんの方が先に最終更新の日付が先なので盗作されていると思われます、気になりメッセージさせて頂きました(՞ . .՞) (9月23日 4時) (レス) id: d85270c870 (このIDを非表示/違反報告)
sena - たいようさん» ありがとうございます。返信遅くなってすみません。ありがとうございます! (7月3日 19時) (レス) id: dd57b3371e (このIDを非表示/違反報告)
たいよう - この歪み具合もそうですし、ハニもジスもスゴイですね…wもうホントに最高です! (2019年3月4日 1時) (レス) id: d9266f7dd0 (このIDを非表示/違反報告)
sena - あさん» ハニにギュウってなる場面あったかな(笑)これからはキュンキュンをお届けしていきますね!ありがとうございます! (2019年2月28日 14時) (レス) id: 4583b66313 (このIDを非表示/違反報告)
sena - たいようさん» 更新遅くなりごめんなさい!応援ありがとうございます!がんばります! (2019年2月28日 3時) (レス) id: 4583b66313 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:sena | 作成日時:2019年2月13日 2時

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