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幼馴染 ページ23

「それで、私は何をしたらいいんですか?」




「それは、明日のお楽しみ」




ジスがウインクする。





「明日?」




「明日の10時に中央通の時計台の下で待ち合わせね。じゃ」






そう言って去っていったジス。




一体何をするつもりだろうか。






_______________





アパートに帰って、二人分のカレーを作る。




ミンギュが今日は話したいことがあるとか言ってたし…ミンギュも食べるかなって




そんなことを考えていると、





「おい!A、どういうことだよ」






インターフォンも押さずに上がり込んでくるミンギュには、もう小学生の頃から慣れっこだ。







「どういうことって?」






なぜか不機嫌らしい彼が、私にすごい剣幕で迫ってくる。






「なんでイベントサークルに入ったんだよ。俺、聞いてないんだけど」



「ああ、そのことね…」






彼はキム・ミンギュ。私の幼馴染で、小中高大同じ学校の腐れ縁だ。






「とりあえず、ミンギュもカレー食べるでしょ?」





そう言うと「食べる」と小さく呟いたミンギュは犬みたいで可愛い。






「お前さー、ジョンハンていう男すっげー嫌ってたじゃん。なんで、わざわざ同じサークル入ったんだよ」





ミンギュは、私がジョンハンと同じサークルに入ったことが気に入らないらしい。






「嫌いだから入ったんだよ」




「は?どういうこと?」




「私の親友のセヨン、ミンギュも知ってるでしょう?ジョンハンと付き合って、散々傷つけられたの…」





「ああ、知ってるけど…」





「だからね、あいつに復讐してやろうと思って」





「は?お前、何考えてんの。復讐って、何すんだよ」





「まだ、具体的には決まってないけど、ジョンハンを悔い改めさせて、セヨンに謝らせるつもり」






「お前な、そんな簡単にジョンハンに近づいて、危ない目にでもあったらどーすんだよ」






「私は大丈夫だよ。ミンギュだって、私が強いこと知ってるでしょ」






「そうだけど…。それに、その頭、どーしたんだよ。急に色気づいて」






「ああ、これ?やっぱ、変かな?」






ジスに染めてもらった色だけど、派手すぎる気がした。






「それも、ジョンハンのため?」




「うん、まあ…」





「変だよその髪型。速攻直せ」





「ちょ、やめてよ」






ミンギュに頭くしゃくしゃにされて、少しむかついた。






そんなに変て言わなくていいじゃん…

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みゅん(プロフ) - 初めましてこの作品以前読ませていただいて個人的に好きなお話なのですが他に似ている作品を見つけてしまって、更新のお日にち的にsenaさんの方が先に最終更新の日付が先なので盗作されていると思われます、気になりメッセージさせて頂きました(՞ . .՞) (9月23日 4時) (レス) id: d85270c870 (このIDを非表示/違反報告)
sena - たいようさん» ありがとうございます。返信遅くなってすみません。ありがとうございます! (7月3日 19時) (レス) id: dd57b3371e (このIDを非表示/違反報告)
たいよう - この歪み具合もそうですし、ハニもジスもスゴイですね…wもうホントに最高です! (2019年3月4日 1時) (レス) id: d9266f7dd0 (このIDを非表示/違反報告)
sena - あさん» ハニにギュウってなる場面あったかな(笑)これからはキュンキュンをお届けしていきますね!ありがとうございます! (2019年2月28日 14時) (レス) id: 4583b66313 (このIDを非表示/違反報告)
sena - たいようさん» 更新遅くなりごめんなさい!応援ありがとうございます!がんばります! (2019年2月28日 3時) (レス) id: 4583b66313 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:sena | 作成日時:2019年2月13日 2時

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