復讐 ページ3
「だから、最初からやめておけって言ったでしょう。あんな最低な奴」
私は今まで散々セヨンに言ってきたんだ。
あんな最低な奴、早く別れた方がいいって。
「だって……」
「ジョンハンと別れて正解だったよ。ほら、もうあんな奴のことなんか忘れて。次の相手見つけようよ、ね？」
セヨンは、可愛いし優しくて素直で良い子なんだ。
セヨンにはいくらでも良い人はいるし、ジョンハンなんかと付き合ってたのは勿体無い。
「でもね、聞いてよ…A」
「……ジョンハン先輩ね、私にこう言ったの」
またみるみる、セヨンの目に涙が溜まっていく。
「''君みたいな可愛い子は僕の周りにはいくらでもいるし、君以上に可愛い子なんてもっといる。
だから、僕に愛されてたなんて甘い幻想を抱くのはやめて、さっさと諦めて僕のこと忘れなよ''って…」
「ひどすぎる…」
「ね、酷いよね。私、ジョンハン先輩に好かれたくて、飽きられたくなくて、今まで頑張ってきたのに…なんかもう、恋するのも、男の人もなんか怖くなってきちゃって…」
「セヨン…」
「……私、ジョンハン先輩と同じ大学に通ってるのも嫌になってくるよ…」
セヨンは、狼に食われかけたウサギみたいに小さく震えていた。
私がどんなに止めてもジョンハン先輩と付き合ったセヨンだけど、たぶん人を好きになる気持ちって、誰かに止められても、きっと簡単に止められるものじゃない。
それなのに、セヨンの好意を簡単に踏みにじったジョンハン先輩が、私は無性に許せなくなった。
セヨンだけじゃなくて、私の友達の何人かもジョンハン先輩に遊ばれて捨てられたのを知ってるから、今回ばかりは見過ごすわけにはいかない。
「待っててセヨン。ちゃんと、セヨンが胸張ってどうどうと、大学に通えるようにするから」
どう考えたっておかしい。間違ってるのはあの男の方だ。
復讐してやる、ユン・ジョンハンに。
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みゅん(プロフ) - 初めましてこの作品以前読ませていただいて個人的に好きなお話なのですが他に似ている作品を見つけてしまって、更新のお日にち的にsenaさんの方が先に最終更新の日付が先なので盗作されていると思われます、気になりメッセージさせて頂きました(՞ . .՞) (9月23日 4時) (
レス) id: d85270c870 (このIDを非表示/違反報告)
sena - たいようさん» ありがとうございます。返信遅くなってすみません。ありがとうございます！ (7月3日 19時) (レス) id: dd57b3371e (このIDを非表示/違反報告)
たいよう - この歪み具合もそうですし、ハニもジスもスゴイですね…wもうホントに最高です！ (2019年3月4日 1時) (レス) id: d9266f7dd0 (このIDを非表示/違反報告)
sena - あさん» ハニにギュウってなる場面あったかな(笑)これからはキュンキュンをお届けしていきますね！ありがとうございます！ (2019年2月28日 14時) (レス) id: 4583b66313 (このIDを非表示/違反報告)
sena - たいようさん» 更新遅くなりごめんなさい！応援ありがとうございます！がんばります！ (2019年2月28日 3時) (レス) id: 4583b66313 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sena | 作成日時：2019年2月13日 2時
