喧嘩 ページ29
「その言葉、そのまま貴方にお返します。
私の中心は貴方を基準に回ってるわけじゃないんです。私も貴方に制限されるつもりはありません」
すると、ジョンハンは押し黙った。
「その代わり私も、貴方を束縛するつもりは1ミリもありません。どんな女性といつどこで何をしようが貴方の勝手ですし、私は一切気になったりしません。
だって、私達、付き合ってないんですから」
【A…】
「じゃあ、もういいですか?眠いので、これで失礼します」
【ちょっと、待って。まだ話は終わっ…】
私はジョンハンの言葉を無視して、一方的に電話を切った。
しばらくジョンハンが電話を何度もかけてきたけど、一切出たりしなかった。
なぜ、あんなにジョンハンが怒ってるのかわからないし、眠気とイライラの方が勝ったからだ。
ジョンハンと話したくなんてない。あんな嫌な奴…
私はスマホの電源を落として眠りについた。
_______________
朝、目を覚ましてスマホを見るとおびただしい数の着信履歴。そして、全て同じ番号。ジョンハン先輩のだ…
怖すぎ…着信拒否しようと思ったけど、さすがに125件もシカトしたら心折れて、もう掛けてこないだろと思った。
私は大学に行く準備をして、大学へ向かった。
講義が終わって帰ろうと席を立った時、
「きゃーー!ジョンハン先輩!」
「こんなところまでどうしたんですか!?」
講義室の前には、女子がたくさん群がっていて、その中心にはジョンハン先輩がいた。
「A、ちょっと話があるから来て」
無表情で冷たいジョンハンの声に、周りの女子がざわつく。
「Aさん、何やらかしたんだろ」
「ジョンハン先輩、怖い。怒ってる…」
そんな私は、「私は、先輩と話すことなんてありませんから」と睨んで彼を通り過ぎた。
「ジョンハン先輩、私達と遊びましょう!」
「今日、サークルないんですか?」
ジョンハンが女の子に絡まれて身動きとれないうちに、そそくさと私は大学の中庭まで出てこれたけど
「待ちなよっ」
手首を掴まれて、後ろに振り向かされる。
女子にもまれながら、急いで追いかけてきたのか彼は少し乱れていて
「昨日の話、まだ終わってない。なんで、電話切るし、電話出ないし、そう君は勝手なわけ?」
ジョンハン先輩は、まるで寝てないみたいにやつれきっていた。
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みゅん(プロフ) - 初めましてこの作品以前読ませていただいて個人的に好きなお話なのですが他に似ている作品を見つけてしまって、更新のお日にち的にsenaさんの方が先に最終更新の日付が先なので盗作されていると思われます、気になりメッセージさせて頂きました(՞ . .՞) (9月23日 4時) (レス) id: d85270c870 (このIDを非表示/違反報告)
sena - たいようさん» ありがとうございます。返信遅くなってすみません。ありがとうございます! (7月3日 19時) (レス) id: dd57b3371e (このIDを非表示/違反報告)
たいよう - この歪み具合もそうですし、ハニもジスもスゴイですね…wもうホントに最高です! (2019年3月4日 1時) (レス) id: d9266f7dd0 (このIDを非表示/違反報告)
sena - あさん» ハニにギュウってなる場面あったかな(笑)これからはキュンキュンをお届けしていきますね!ありがとうございます! (2019年2月28日 14時) (レス) id: 4583b66313 (このIDを非表示/違反報告)
sena - たいようさん» 更新遅くなりごめんなさい!応援ありがとうございます!がんばります! (2019年2月28日 3時) (レス) id: 4583b66313 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:sena | 作成日時:2019年2月13日 2時