にぎやか家族

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涼介side


ｺﾝｺﾝ


雄「涼介ー、ただいま。入っていい?」

雄也…?
帰って来るのまだ先じゃなかったっけ?

雄「仕事、早く終わったからさ、いい?」

涼「…カギかかってないよ」


ｶﾞﾁｬ


雄「起きれる?」

涼「…ちょっと手伝って」

雄「うん、はい」

涼「ありがと」



涼「雄也…ｸﾞｽｯ」

雄「ｻｽｻｽ)落ち着いてからでいいからね」

こんな優しくされたら甘えたくなっちゃうじゃん…
ただでさえ迷惑かけてんのに…





涼「ｸﾞｽｯ、ありがと話す、」

雄「うん、ゆっくりでいいからね」

涼「雄也が仕事行った後、慧ちゃんも大ちゃんも宏ちゃんも居なくなっちゃって
いつもは、慧ちゃんか宏ちゃんが何とかしてくれるけど2人とも居なくて…ｸﾞｽｯ」

雄「うん」

涼「それで、俺が変わりしようと思ってたけど、無理だったし、逆に雰囲気悪くしちゃって、嫌いとか言っちゃったし…あと…あっ、何でもない…」

こんな時に俺もなんて言ったら…



涼「って感じかな…」

雄「そっかー、色々大変だったね…でも、本当に嫌いになった訳じゃないでしょ?」

涼「うん…でも、今の兄ちゃんは好きじゃない…」

雄「じゃあ、それは伝わってると思うよ!涼介は絶対悪くないとは俺居なかったから言い切れないけど、嫌いって言ったのも間違ってはないかもよ?」

涼「うん…」

雄「あと、涼介が抱えてるもの教えて?1人で抱え込まないで?」

涼「えっ…?」

雄「兄ちゃんに隠し事とか何年早いと思ってんの!まぁ、俺は鈍い方だけど(笑)…教えて…ね?」

涼「…また力弱くなっちゃった…なんも出来なくなっちゃうかもしれないのが…怖くなっちゃって…ｸﾞｽｯ」

雄「…そっかぁ、でもね大丈夫だよ!何があっても、俺達が居るでしょ?8人も家族が居るんだよ?人が多いから今回みたいに大変なこともいっぱいあるけど、得なことは大変なことの倍以上あるんだから!涼介は1人じゃないんだよ?なんかあったら誰でもいいから頼ってね?今回みたいに家の中に居なくても電話で助けてって言えるでしょ?
いつでもいいから、家族のタメならみんな飛んでくると思うよ(笑)」

涼「うん…」

雄「分かった?俺は居る時、居ない時不定期て分かりにくいけど俺だって涼介の兄ちゃんだからね?いつでも待ってるから」

涼「うん、ありがと」

雄「いつもの兄ちゃんは好きでしょ?」

涼「うん!大好き!」

雄「じゃあ、その大好きな兄ちゃんに戻せるように頑張ろうー!」

涼「うん」

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