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はあ、とため息をついた隊長。
「アホな奴らが変なところで煙草を吸ってるんじゃないかって思ってたけど、原因お前なのか」
「そんなつもりはなかったんだよ。なかったんだけど、後をつけてきてうざいやつがいたから煙幕で逃げようと」
「本部の中で煙幕なんて出すな」
本当にお前は、と怒っている隊長を見て苦笑した櫻井と相葉。
大野は昔からよく騒ぎを起こして問題になっている。
それなのに、逃げるのも上手いため現場自体はあまり押さえられていない。
「分かったよ、ごめんって柴田さん。それより準備終わったから行こう」
「はいはい。ここではいいけど、外に出たら少しは気遣えよ」
「はーい隊長」
ビシッと隊長に敬礼をして、ドアに向かう大野。
敬礼はさすがにサマになっていた。
「三人も、悪かったな。寝てる松本も」
ずっと作業をしていた櫻井、相葉、柳谷を振り返った隊長。
「気にしないでください。大野が悪いんで」
「ちょっと翔くん？」
はは、と笑った隊長は大野の背を押す。
「ほら、行くぞ。他の班長たち待たせてるんだから」
「分かってるよ。また喧嘩になるよこれ」
「喧嘩は頼むからしないでくれ」
大野と隊長が出ていくと、部屋は沈黙に包まれた。
大野は班長、二宮は雹隊の情報統括のため、新しい班が雹隊に入ってきたとなるとどうしても呼び出される。
問題は残される四人だ。
「雅紀、それ読み終わった？」
「いや、もうちょっと。え、翔ちゃんはそれもう終わったの？」
「うん」
早いなあ、とまた資料に目を戻した相葉。
大野の反対やらなにやらがあったものの、結局雹隊十五班は雲隊の所属になった。
実働メンバーは大野、二宮、櫻井のみということで話をつけたものの、雲隊の話や資料などは班員全員が知ることになった。
そのため、スピリットの話も完全に雹隊十五班の案件となってしまった。
「柳谷さんはどう？」
櫻井の問いかけに、柳谷は苦笑する。
「内容が重なってるものが多そうですね。まとめたらもう少しスッキリしそうです」
あまりにも資料が多かったため、柳谷に一度目を通してもらって、重なっている部分がないか確かめてもらっていたのだ。
「お願いしていい？」
「分かりました、まとめておきますね。あ、こっちの束はスキャンしてデータ化してもらえるとありがたいです」
「これ？ 了解」
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翔成(プロフ) - 再開、待ってました！新しいお話の更新、楽しみにしてます！ (2022年9月3日 3時) (
レス) @page16 id: df0fa1ba00 (このIDを非表示/違反報告)
nyan(プロフ) - 折角なんで一から読み返して来ました。楽しかった〜♪ (2022年9月2日 17時) (レス) @page16 id: 2c77e9de22 (このIDを非表示/違反報告)
Kar(プロフ) - 嬉しいです(ृ´͈ ᵕ `͈ ृ ) 更新をのんびりお待ちしております！ (2022年8月30日 19時) (レス) @page15 id: 85f86a18df (このIDを非表示/違反報告)
nyan(プロフ) - おかえりなさい♪ (2022年8月30日 18時) (レス) @page15 id: 2c77e9de22 (このIDを非表示/違反報告)
ちろる - ちょいと寂しいけど、長い間ありがとうございました！良い人生を！ (2021年10月25日 0時) (レス) id: c48e44e08a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翠霞チサ
| 作成日時：2021年8月11日 8時
