問題5 ページ31
ジニョンが上着を脱ぎながら
「明日は休み？」
と聞いてきた。明日は土曜日だ。
「うん。ジニョンは？」
「明日は午後から仕事」
「そっか、今日は泊っていくの？」
そういうと
「いや。少しいて帰るよ」
そう言った。明日の仕事は午後からなのに。前は次の日が早くてもジニョンは泊っていくことが多かった。
「そっか」
そういった私の声が元気がなかったのかジニョンは
「どうしたの？」
そう言って近づいてきた。
「ううん」
「元気ないけど」
そういって私に触ろうとするジニョンから無意識に逃げた。
「どうしたの？A、今日変だよ」
「そうかな？」
笑ってごまかす。
「うん。何かあった？」
そう心配そうに見つめてくるジニョン。私の中でモヤモヤが広がっていく。
「なんで？」
ジニョンが不思議そうに私を見る。
「なんで最近泊って行かないの？なんで私に触れてくれないの？」
思っていたことを一気に吐き出す。
「ほかにいい人ができたとか？それとも私に魅力がないとか？」
そうまくしたてた。ジニョンは驚いたように私を見ている。
「それならはっきり言ってほしいよ。」
自分で言っていて涙が出てきた。なんて虚しいんだろう。
「A、そんな風に思ってたの？」
「だって、だって最近」
「ごめんね。ごめん。違うんだ。」
「え？」
「なんかこの間テレビの収録の時に彼女にそういうこと求めすぎたら嫌われるって言ってて、それで我慢した方がいいのかなって思ってさ」
思いがけない理由に驚いた。
「そんなこと気にしてたの？」
「だってよく泊ったりしてたからAに嫌われるんじゃないかって思って我慢してたんだ」
「そんなわけない。私のジニョンともっと一緒にいたいし触れてほしい」
「本当に？」
「うん」
そういうとほっとしたように笑うジニョン。
「じゃあ、今日泊ってもいい？」
「うん」
そういうとおもむろに私に近づくジニョン。そして私を抱き上げた。
「ちょっと、降ろしてジニョン」
「だめ、今までの分Aに触りたい。」
そう言って抱きかかえたままキスをされた。
「今日はいっぱい触らせて？」
そう笑うと私を抱きかかえたまま寝室に向かった。
翌朝目を覚ますとジニョンがこちらを見ていた。
「おはよう」
「いつから起きてたの？おはよう」
「少し前から」
「起こしてよ」
「寝顔かわいくて」
「もう」
恥ずかしくて目をそらす。
「A、不安にさせてごめんね」
「ううん」
「好きだよ」
そう言ってジニョンは私を抱きしめた。
続く (更新停止中)
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てぃな - 更新めっちゃ嬉しいです(^^)楽しみにしてます！ (2017年6月20日 1時) (
レス) id: c582f73190 (このIDを非表示/違反報告)
儚願(プロフ) - てぃなさん» コメントありがとうございます。そう言ってもらえてとてもうれしいです。これからもいいお話が書けるよう、頑張ります。 (2017年2月11日 1時) (レス) id: f7cf3c2b66 (このIDを非表示/違反報告)
てぃな - 相変わらず面白いです！楽しく読ませてもらってます(^^)ドラマよりキュンキュンします（≧∇≦） (2017年2月8日 23時) (レス) id: 00fd1ec508 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：儚願 | 作成日時：2017年2月5日 23時
