返事は 3 ページ24
ジニョンと連絡が取れなくなってから3日。あれから私は何度もジニョンに電話やメッセージを送っていたけれど、返信が来ることはなかった。
気になって携帯を何度も見るけれど、未だにメッセージが既読になることはなかった。
このまま関係が終わってしまうのではないかと嫌な想像が膨らむばかりだ。
「はぁ…」
「どうした？ため息なんかついて」
振り向くとジュングさんが立っていた。
「ジュングさん！どうしたんですか？」
「あぁ、新しい企画が決まったからその内容を届けに」
そう言って資料を渡しに手渡す。
「リリイベですか？」
「そうだ、じゃぁ後は頼んだ。ため息ばかりつくと幸せ逃げるぞ〜」
そう言って手を振りながら去って行った。
私は一旦資料に目を通した。日本でのイベントだかまた忙しくなりそうだ。
「リリイベかぁ」
またジニョンも忙しくなって話す事が難しくなると考えとるとこのイベントが始まる前に一回直接あって話さなければいけない。
「その前に…」
「返事、くれるんですか？」
会社の前で待っていた私にそう言った彼。
「うん。ごめんねソジンの気持ちは受け取れない。」
「どうしても？」
「うん、私好きな人がいるの」
「…そうですか、分かりました。困らせてすみませんでした」
そう困ったように笑う顔に胸が痛む。
「ううん、ありがとう」
家に帰る。もちろんジニョンの姿はない。連絡先からジニョンの名前を出し電話をかける。
「…出るかな」
会って話したかった。
「もしもし」
久しぶりに聞く彼の声だった。
「もしもし！ジニョン？」
「どうしたの？」
その声はどこか冷たくて私の不安を煽る。
「あのね、この前の事で話したくて」
「…あぁ、別れ話？」
「違うの、あれはそんなんじゃなくて」
「そんなんじゃないって何？キスする関係って事でしょ？」
ジニョンの声は冷たかった。
「違うの、あれは」
「まあ、いいけど。好きにすれば」
そう言って電話は切れた。私は電話を耳に当てたまま動けなかった。
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てぃな - 更新めっちゃ嬉しいです(^^)楽しみにしてます！ (2017年6月20日 1時) (
レス) id: c582f73190 (このIDを非表示/違反報告)
儚願(プロフ) - てぃなさん» コメントありがとうございます。そう言ってもらえてとてもうれしいです。これからもいいお話が書けるよう、頑張ります。 (2017年2月11日 1時) (レス) id: f7cf3c2b66 (このIDを非表示/違反報告)
てぃな - 相変わらず面白いです！楽しく読ませてもらってます(^^)ドラマよりキュンキュンします（≧∇≦） (2017年2月8日 23時) (レス) id: 00fd1ec508 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：儚願 | 作成日時：2017年2月5日 23時
