サイン会２ ページ18
そのまま楽屋に入っていった彼を見届け次の仕事に走る。
そのあとまた楽屋に行くと楽屋はなぜか騒がしかった
「何で僕のコーヒーがないんだよ？」
「知らないよ〜ヒョンが頼んでなかったんじゃないの？」
「そんなことないんだって」
そう言って袋をがさがさと探っていたのはジニョンだった。楽屋に入ってきた私に
「A、コーヒーがないんだよ、僕の分が」
「え？でも頼まれたものは買ってきましたよ？」
そう言って楽屋を見渡すと確かにゴンチャンとシヌは手にコーヒーを持っていた。そしてもう一人コーヒーを持っていたのはサンドゥルだった
「え？」
サンドゥルを見るとやばいといった表情でこちらを見る。そして必死で
「僕って言わないで」
そう目線で合図を送ってきた。
「なんで？」
「お願い！ばれたらやばい」
そう言った会話を視線だけでしていると私の目線にに気付いたのかジニョンがサンドゥルの方を見た
「ドゥル、それお前が頼んだもの？」
「え？あぁまぁ」
「本当に？」
「・・・ジニョンヒョンがのろのろしてたから飲んでいいのかなって？」
「俺のコーヒーを！」
そう言って喧嘩が始まった。本当騒がしい
「あの、買ってきましょうか？」
「いや、大丈夫、こいつのコーヒーをもらうから」
といつの間にかコーヒーを取り返しているもののほとんど中身はなかった。
「Aさん」
入ってきたのはソジンだった。
「ちょっといいですか？」
「あ、はい。じゃぁ失礼します！」
そう言って楽屋から出ようとするとつまずき転びそうになった。その瞬間私の手をつかみ支えてくれたのはソジンだった。
「気を付けてくださいよ、危なっかしいんで」
「あ、ありがとう」
「何〜？なんか甘い。」
そう後ろで茶化すのはゴンチャンだった
「わぁ、今のドラマみたいだったね」
そう乗るのもサンドゥルだ。
「じゃ、じゃぁ失礼します」
そう言って私は急いで楽屋を出た。
廊下を急いでいると
「Aさん、気を付けてくださいよ！」
そう言って心配そうに後ろをついてくるソジン。
「大丈夫だって！うわっ！」
前を見ていて階段を踏み外しそうになった。だけど落ちなくて済んだのはソジンが支えてくれたからだ。
「本当足元をよく見てください、危ないです！」
すらっとしているのに片手で私を支えることができる力に驚いた。
「ご、ごめん」
「Aさんって守ってあげたくなりますよね」
「え？」
「いえ、何でもないです。行きましょう」
そう言ってソジンは先を歩いて行った。
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てぃな - 更新めっちゃ嬉しいです(^^)楽しみにしてます！ (2017年6月20日 1時) (
レス) id: c582f73190 (このIDを非表示/違反報告)
儚願(プロフ) - てぃなさん» コメントありがとうございます。そう言ってもらえてとてもうれしいです。これからもいいお話が書けるよう、頑張ります。 (2017年2月11日 1時) (レス) id: f7cf3c2b66 (このIDを非表示/違反報告)
てぃな - 相変わらず面白いです！楽しく読ませてもらってます(^^)ドラマよりキュンキュンします（≧∇≦） (2017年2月8日 23時) (レス) id: 00fd1ec508 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：儚願 | 作成日時：2017年2月5日 23時
