仕事5 ページ14
あの後から、ジニョンから連絡は来ていたものの自分の心の狭さに腹が立ってなんだか悔しくて連絡を返していないままだった。
「…A？おーい？」
いきなり名前を呼ばれ驚くと振り向くとジュングさんが立っていた
「どうしたんだ？ボーッとして」
「いや、何でもないです」
「疲れてるのか？大丈夫か？」
「大丈夫です」
そう言うと不思議そうな顔をしながらも
「次のイベントなんだが、いいか？」
「はい、何でしょうか？」
「ワールドツアーの件なんだが…」
そう言ってワールドツアーの話を聞いていてもなんだか考えるのはジニョンとあの女優さんだった。
きっとジニョン呆れてるんだろうな、私の心の狭さに
「…というわけだから、至急準備頼むよ」
「あ、はい！」
「そういえば、来週のサイン会個々の部署からも何人か当日出してくれるか？」
「あぁ、何人くらい？」
「んー3人くらい」
「分かりました」
「頼むよ」
そう言ってジュングさんは行ってしまった。
「みんな、来週のサイン会に人が欲しいんだけど、て空いてる人いる？」
そう聞くと手を上げたのは今年入社したばかりの社員のソジンだった。
「他の人は？」
「すみません、ツアーで手一杯で」
「そうよね、分かったわ、じゃぁソジンと私で来週はなんとかするから、ソジン、大丈夫？」
「はい、お願いします！」
休憩中に携帯を開くとメッセージが入っていた、
「どうしたの？怒ってる？」
そのメッセージにため息をつきながらも返信する
「怒ってないよ」
ジニョンは何も悪くないのにな、私もう少し頑張らないとやっていけないな…そう思いながら携帯を見つめていると
「Aさんどうしたんですか？そんなため息ついて」
そう話しかけて来たのはソジンだった。
「え？」
「なんか元気ないですけど？」
そう言って空いている隣の椅子に座った。
「どうぞ、これ」
そう言って差し出されたのはコーヒーだった。
「ありがとう」
そう言うと
「いいえ」
そう笑う笑顔はさすが入社早々社内で人気が出るわけだ。ソジンは今時のアイドルにも負けないくらいのイケメン、らしい。それに加えこんなに優しいとなるとモテるわけだ。
「元気出してくださいね、僕でよければいつでも話聞きますから」
そうクシャッと笑いソジンは自分のデスクに戻っていった。
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てぃな - 更新めっちゃ嬉しいです(^^)楽しみにしてます！ (2017年6月20日 1時) (
レス) id: c582f73190 (このIDを非表示/違反報告)
儚願(プロフ) - てぃなさん» コメントありがとうございます。そう言ってもらえてとてもうれしいです。これからもいいお話が書けるよう、頑張ります。 (2017年2月11日 1時) (レス) id: f7cf3c2b66 (このIDを非表示/違反報告)
てぃな - 相変わらず面白いです！楽しく読ませてもらってます(^^)ドラマよりキュンキュンします（≧∇≦） (2017年2月8日 23時) (レス) id: 00fd1ec508 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：儚願 | 作成日時：2017年2月5日 23時
