48話 ページ5
「烏野高校対青葉城西高校練習試合始めます！！」
「「お願いしあーす！！！」」
ピーーッ
その笛の音と同時に、青城の二番の人のサーブでゲームが始まった。
田中「大地さん！」
影山「澤村さん！！」
やっぱサーブもすごいな。
ジャンプサーブでもコース狙えてるし、威力もそこそこ。
澤村「オーライ
任せ―…」
澤村先輩がレシーブのフォームに入ったとき、隣から日向くんが飛び出してきて、レシーブをした。
澤村「！？」
A「え"っ…」
ちょ、何やってんの？！
てか拾えてないし!!
澤村「縁下
カバー、頼む！」
縁下「田中！！」
田中「おおっ」
そこから田中先輩がスパイクを打つも、見事なまでの三枚ブロックと止められてしまった。
ブロックの完成度も高い…
メンバーの平均身長も高いし…
て言うか、これ以上日向くんのミスが続くとちょっとやばいな…
ちゃんと緊張がとけるといいんだけど…
何て、そんな私の願いも虚しく、ミスを続けた日向くん。
流石にこのままじゃヤバイ…
タイムアウトとらないと…
A「武田先生。
タイムアウトとってもらっていいですか？」
武田「えっ、あぁ、うん…」
ピーーッ
「烏野高校、タイムアウトです。」
澤村「一回落ち着こう！な！？」
今のスコアは２４対１２。
もう向こうのセットポイントだし…
A「日向くん、落ち着いて。
皆さんも、落ち着いて一点ずつ取り返していきましょう」
「「シャッス！」」
ピッ
「青葉城西にタッチネット！」
やっとウチの点動いた…
っつっても、相手のミスだけど…
澤村「よし！
確実に一点ずつ返していこう！
次のサーブは――
あ"っ」
よりによって…
このタイミングで…
日向くんのサーブ…！！
嘘でしょう！？
日向くんどんだけ運悪いのよ！
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作者名：クレッシェンド | 作成日時：2017年3月26日 13時
