雲雀組

Preparation ページ10

時を
ほぼ同じくして

優斗side

優斗 「あーあ、暇だよ...」

俺はフリーの殺し屋

でも、最近平和すぎて仕事の依頼が来ない

いや、良い事なんだよ？
良い事なんだけどさ、俺としては結構痛い

だってそれで食ってるようなもんだし

調子に乗って買ったちょっとデカめの家も
今となっては光熱費と家賃と掃除に追われる厄介者

今月も収入少なくして万札が飛んでゆく

優斗 「誰かを殺す前に俺が野垂れ死ぬ...」

空腹に襲われるも、
冷蔵庫にはお茶、野菜室には大量のもやしだけ

調味料は塩コショウと、どうしようもない

料理も上手くないから
もやしを炒めるか茹でるかの2択

優斗 「誰か料理出来る人いないかな...」

一人暮らしにも飽きがきたところ

誰かと同居するのも悪くはない

でも、同じ仕事仲間なんてそうそういない

優斗 「あっ！」

俺は名案を思いついてしまった

レストランに行って、
一緒に仕事をしてくれるように頼めば良い！

そうと決めたら行動は早い

すぐに家を出て良さげなレストランを探した

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