猫 ページ5
bitterでsweetな
チョコのようなの続きです
優斗side
どこかの誰かさんは
そうやんのことを
"チョコレート"なんて表現していた
けど、俺は全然違くて
そうやんは絶対に猫だと思う
ツンデレで、
周りを悩ませ振り回しちゃうような
それでいて、
信頼している人にはべったりくっついて
まるで猫がお腹を見せる時のように
無防備に寝ている時もある
そんな猫みたいなそうやんに、
俺も振り回されている訳で
優斗 「そうやーん！」
蒼弥 「...なに」
優斗 「なんか冷たい...」
普段はツンツンしているのに
蒼弥 「ゆーとぉ...」
優斗 「っ、どうした？」
蒼弥 「眠いから、ぎゅーし、て...」
無意識なのかな、
時々すんごく甘えてくる
まぁこう言う時は、
大体10分も経てば元に戻っちゃってる
それに翻弄されて、
でもそれが楽しくて嬉しい
猫みたいなあなたに
きっと一生懐いてもらえない飼い主のような私は
恋をしちゃったんです
蒼弥 「ん....」
隣で寝ているそうやんは
髪の毛がまるで毛のようにふわふわで
思わず撫でると耳がピクリと動いた気がした
いっその事
動物に...猫になっちゃえばいいのに
そしたら飼ってあげれるのに
毎日毎日優しく撫でてあげるのに
キスもハグも出来るのに
優斗 「にゃー、って言ってみてよ...」
ほんとは猫なんじゃないの？と、
ありもしないことを言いながら
耳を探すためにもう一度頭に手を置いた
そう、だから
頭を撫でたかったからとかではない
絶対に
絶対に
end
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作者名：soya._.soya | 作成日時：2021年5月25日 22時
