. ページ35
さっき
俺が個室へ入って
すぐくらいに、
入れ替わるようにして他の三人が出て行くのは
声で確認出来たけれど、
だからと言ってこんな場所でこんな事
おっ始めていい訳がない
何とか理性を総動員して
目の前の体をべりっと引き剥がすと、
そうやんは
「あ、っ」と名残惜しそうに声を漏らした
体が離れた事によって
すぐ目の前で俺を見上げるそうやんと
至近距離で対面する事になったけれど、
その顔は普段している時に見せる蕩け切った
それと同じで、思わずジンと腰が痺れるのを
軽く頭を振って誤魔化した
優斗 「っそ、そうやん、なんで、」
蒼弥 「う、だって⋯⋯
なんか、からだあつくてぇ、っ、へんでっ⋯⋯」
優斗 「変って、」
蒼弥 「触ってほし⋯⋯っ」
そうやんの方も
一応この状況の良くなさは理解しているのか
小声でそう会話をしてはいるけれど、
触ってくれ、と懇願しながら俺の首へと
腕を回して来たかと思うと
また体を引っ付けながら太ももへと
腰を擦り付けて来た
太ももが特別性 感帯って訳じゃないけれど、
そんな風に押し付けられていると
興奮して俺の性器までがじわじわと反応し始める
それにしたって突然どうしてこんな事に
優斗 「嘘だろ⋯⋯」
と思わず声が漏れた
ぎゅうぎゅうと抱き着いて来る体は異常に熱くて、
ぶつかっている胸からは
そうやんの心臓がドクドクと
激しく鳴っているのが伝わってくる
体が熱い、変、触って欲しい
理性がぶっ飛んだみたいに
必死に懇願するそうやんの様子からしてももう、
完全に原因は1つしかなかった
優斗「おい、あれマジで効くのかよ⋯⋯」
効き始めたのがリハ中じゃなくてよかった、
なんて呑気な事を考えたのは一瞬で
蒼弥 「ゆうとぉ...」
切なげに名前を呼ばれた瞬間
カッと血が巡る感じがした
それでも流石にこんな場所では
何かをする訳にもいかない、と
そうやんの腰に触れて引き離そうとするけれど、
それだけでも刺激になるのか
蒼弥 「ぁんっ...」
と小さく声を漏らすから一気に
ジリジリッと理性が焼ける音がした
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 98人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：soya._.soya | 作成日時：2021年5月25日 22時
