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優斗side
特に何もなく撮影は終わり
何かあって欲しかったけど
何もない方がいいか、なんて
複雑な気持ちを胸に抱きながら
スタッフさんとの会話の後
皆に遅れてシャワールームへと向かった
優斗 「これ、俺にも何も効果無かったら
残りの二つは捨てるか...」
小声で呟いてから
ポケットから出てきたサプリから
そうやんが飲んだのと同じ
四錠を手のひらへと押し出す
もしかしたら俺には効くかもしれないし、
と少しの期待と好奇心を込めて
それらを水で喉の奥へと流し込んだ後、
身につけていたものを全て剥ぎ取って
扉の中へと入る
それが、今から五分程前の事だ
_________
(ちょ、⋯⋯っと、何でこんな事になってんだ？)
シャワールームの個室へと入ってから、
帰った後は飯食って寝るだけにしたいと思って
しっかりとシャンプーやトリートメントをする
体も隅々まで洗い終わった頃、
シャワーを止める為にコックへと
手を伸ばした瞬間、
突然背後からドン！
と何かが突進して来て驚き
「ひっ」と声を上げた
一体何だと後ろを振り返るとすぐに
ぶつかって来た何かが
今度は俺の口を塞いで来て、
優斗 「ん、ん！？」
そのままぐいぐいと
壁際まで追い詰められてしまった
突然のそれに驚いて目を見開けば
視界いっぱいに映ったのは
眉を顰めたそうやんの顔で、
相手が分かって安心したのも束の間
こんな場所で急にどうしたんだと両肩を掴んで
押し返そうとすれば、
太ももにぐりっと熱い昂りが当たってぎくりとする
この状況にパニックを来す俺に
構わずぐいぐいと股間を押し付けて来るそうやんは、
人の太ももで勝手に気持ち良くなっているのか
蒼弥 「んむ...ぁ...ん、」
キスの合間に微かに喘 ぎ声を漏らした
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作者名：soya._.soya | 作成日時：2021年5月25日 22時
