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パカっと
透明なプラスチックの
トレーを開けて
串のようなものでたこ焼きを刺して
口の前まで運び、
ふぅふぅと冷ましている
蒼弥 「いただきまーす、あむっ、、
はふっ、あちちっ、はふ、」
はふはふと熱そうに、
でも美味しそうに食べる蒼弥
この顔が見たかった
ほっぺの横にソースをつけて
美味しそうにたこ焼きを頬張る
ふと、俺がたこ焼きになりたいのは
蒼弥に食べられたいからなのでは、
なんて思った
蒼弥 「わっ、たこさん2個入ってた！」
大光 「おお、良かったじゃん！」
蒼弥 「うん！あ、大光も食べる？」
大光 「うん、」
蒼弥 「ふー、ふーっ、はい、あーん」
大光 「あー、んっ、あちっ、」
2人ではふはふ、あちあち言いながら食べて
お互い見合って笑った
ちょうどその時
遠くの方で花火が上がった
大きくて綺麗な
紫と緑のまぁるい花火
蒼弥 「綺麗...」
見惚れてる蒼弥に見惚れて
ゆっくり顎を掴んで口付けようとすると
胸を押されて拒まれた
蒼弥 「ソース味のキスなんてやだぁ...笑」
大光 「えぇ〜」
蒼弥 「ちょっと待ってて、」
そう言って彼が取り出したのはリンゴ飴
蒼弥 「ん〜、あまぁ〜」
たしかに、それなら甘いキスが出来そう
ぺろぺろと舐める姿は欲 情的で
思わず自身が大きくなったのがわかった
そんなことも知らない蒼弥は
頑張ってぺろぺろとリンゴ飴を舐めている
5分ぐらい経つと
やっと蒼弥が顔を上げた
蒼弥 「見て、べろ真っ赤っか」
そう言ってペロリと出された
なんとも言えない綺麗な紅色の可愛い舌
そんなもん見せられたら
理性だってどこかに行ってしまう
勢いよく近づき
後頭部に手を回して唇を奪う
蒼弥 「ぁっ、ん...」
出されてた紅色の舌を
自分の舌で味わうように絡め取ると
甘くて、きゅんとする味がする
まるで、蒼弥のような味
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作者名：soya._.soya | 作成日時：2021年5月25日 22時
