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顰めっ面をしている
蒼弥だけど
その顔からは
嬉しさが滲み出ている
蒼弥 「急に飛びついて来んな、バカ犬」
優斗 「ツンツンしないでよ、気まぐれ猫ちゃん」
蒼弥 「っ、ばか...」
胸に顔を埋めようとすると
おでこにデコピンをくらった
優斗 「いたっ！」
蒼弥 「大袈裟だな」
けらけら笑ってる蒼弥
仕返ししてやろうと身を乗り出した時
「キャンっ！」
ゆうとが吠えた
そちらの方を見ると
ゆうとがそうやを押し倒して
それに怒ったそうやが
ゆうとに猫パンチを喰らわせたようだった
まるで今の俺たちみたい
優斗 「っ、はは、」
蒼弥 「ふはっ、」
お互い目と目を合わせて笑い合う
猫と犬は、こうでなくちゃ
end
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作者名：soya._.soya | 作成日時：2021年5月25日 22時
