翠色の貴方を愛する (ページ25)

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犬と猫は
仲良くないと思ってたのに

優斗「そうや...」

思わずつぶやくと
蒼弥の方が振り向いた

蒼弥「優斗？」

優斗「あ、や、えっと...」

蒼弥「この猫の名前？」

優斗「あ、うん...」

蒼弥「そっか」

てっきり何か言われるかと思ったのに
それ以上追求せずに
そうやを撫でる蒼弥

頭の中で考えていると
名前が入り混じっておかしくなりそうだ

蒼弥「この犬の名前」

不意に蒼弥がゴールデンレトリバーを指さした

蒼弥「ゆうとって言うの」

優斗「...え？」

蒼弥「捨てられてたんだよ、この子
優斗にすっごく似てるから思わず拾っちゃた」

可愛いでしょ、この子

そう言いながら愛おしそうに栗色の毛を撫でる蒼弥

優斗「うん、可愛い...」

"優斗にすっごく似てるから"

その言葉がすごい嬉しくて
思わず蒼弥に抱きついた

蒼弥「わ、！」