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HERO ページ3
蒼弥side
学パロ
炎天下の中
俺らはほぼ裸に近い状態でいるなんて
こう言うものじゃなければ
きっとただの頭のおかしな集団だ
...なんでプールなんてあるんだろ...
そう思いながら
準備体操を済ませてシャワーを浴びる
しゃがみ込んだ下を覗くと
熱い日差しに照らされて
ゆらゆらと揺らめく
水面が妙に怪しげに見えた
その動きに見惚れていると
俺の恋人...龍斗が現れた
作間 「蒼弥、泳げるの？」
蒼弥 「んーまぁ、ちょっとだけ」
作間 「そっか...じゃあ、プール好き？」
蒼弥 「んー、普通かな」
嘘じゃない
だって好きでも、嫌いでもないから
さらに熱い夏には涼しくなれるし
でも、でも強いて言うなら
俺は水が得意じゃない
相性が悪いのかなんなのか
泳げないわけでもないけど
水に入っていると不思議な感覚に陥る
作間 「蒼弥？」
呼ばれて顔を上げると
不思議そうな顔をした彼
日に焼けた、綺麗な顔
俺の好きな顔
先生 「はい、じゃあ1人ずつ入って...」
作間 「ほら、行こ」
蒼弥 「うん」
差し伸べてくれた手を掴もうと
立ち上がろうとした時
バランスを崩して余ったのか
俺は勢いよくプールに落ちてしまった
思い切って目を開けると
空気の粒が
俺と一緒に入ってきて
水の中をぷかぷかと浮かび上がる
外から見るよりもずっと綺麗な水の中は
美しい青い色
群青のような色
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作者名：soya._.soya | 作成日時：2021年5月25日 22時
