翠色の貴方を愛する (ページ16)

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優斗「大丈夫、、？」

来てくれて
心配してくれて嬉しいのに

蒼弥「平気だし...てか、ついてくんなよ、」

冷たく言い放ってしまう

苦しい

優斗「蒼弥は俺のこと、嫌いなの？」

そうだよ、お前なんか、

蒼弥「お前なんか、きら、い、だよっ...っ」

どうせ諦めてたから
言い切ってやろうと思ったのに

涙が溢れて止まらなかった

だって、好きだから

でも優斗の顔を見れなくて
顔を覆って泣き顔を見られないように隠す

優斗「蒼弥...」

次の瞬間、ぎゅっと抱かれて
余計に涙が出てしまう

蒼弥「ゆ...とっ...」

優斗「蒼弥、それ嘘なんだろ...？
そんな顔で嫌いだなんて言うなよ...」

蒼弥「ごめん、なさいっ...ひっく、」

優斗「蒼弥...」

もう体も言葉を発するのも自由で
優斗にしがみつくように背中に手を回した

蒼弥「優斗、好き...大好き、だよっ...」

今まで伝えられなかった分を
必死に、吐き出すように伝えた

優斗「俺も大好きだよ、」

どうやら
病の呪いは解けたみたいだった

end