緑で回る日常11

その子、俺のです ページ15

何も言わない
瑞稀くんに不安になり見ると、
ぽかんと口を開けて俺を見ている

やっぱり似合わなかったかな、

涼 「っ、」

メガネとマスクを取ろうと腕を伸ばすと、
瑞稀くんがその腕を掴んだ

涼 「？」

瑞稀 「どっちもつけないで...
すごい、可愛いよ...」

涼 「え、」

まるで愛おしいものでも見るかのように
目を細めて俺のことを見る

瑞稀 「もっと自信持ってよ
涼本当に可愛いから...」

頭をぽんぽんと撫でられて、
手から又暖かさが伝わってくる

こんなふうに誰かにしてもらったこと
一度もなかった

頬を熱い涙が伝う

涼 「...っ、ぐすっ」

瑞稀 「えっ、まって、嫌だった、？」

焦ったように手を引き離れる彼に抱きつく

涼 「違うっ、嬉しかったの...
俺誰からもそんな事、してもらった事なくてっ...」

瑞稀 「っ！」

涼 「ありがと...」

全部言い終えた俺を
彼はそっと抱きしめ返してくれた後、
俺の目をじっと見た

瑞稀 「ねぇ、、いい...？」

涼 「うん、」

瑞稀 「好きだよ、涼」

唇と唇が優しくふれあい、
すぐに離れる

瑞稀 「これからは俺がずっと守ってくから
ずっとずっと、俺の涼だよ」

涼 「ありがとう、俺も大好き...」

end

Ks様お待たせしてすみません！！
リクエストありがとうございました！！

又是非リクエストお願いします！

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