その子、俺のです ページ14
放課後になり、
待ち合わせ場所の
校門に行くと、
既に涼はいて
手を振ると周りをキョロキョロと確認しながら
こちらへと駆けてきた
涼 「本当にいいの?」
瑞稀 「いいって言ってるじゃん ほら、早く行こ」
いつまで経ってもおどおどしてるから
思わず手を握り引っ張って歩く
涼side
助けてくれた時、
やっぱり来てくれたんだ、なんて思って
それと同時にすごくド○○キした
一緒に帰れるのも、
家にお邪魔できるのもすごい嬉しい
でもやっぱり
こんな俺と一緒にいていいのかな、
なんて心配してたけど
手を繋がれてそんな心配事は一気に吹き飛んだ
握られた所が熱を持ったように熱くなる
もうちょっと長く握って欲しいな、
なんて思ってたら意外と瑞稀くんの家は近くて
あっという間に着いてしまう
握られていた手が離されて少し残念な気持ちになる
瑞稀 「ここ、俺の家」
涼 「あ、えっと、お邪魔します...」
家の中には瑞稀くんのお母さんがいて、
笑顔で出迎えてくれるからお辞儀をする
「瑞稀がこんな早く友達作れるなんて
お母さん嬉しいわ!
瑞稀の事よろしく頼むわね」
瑞稀 「お母さん!」
揶揄うように言う彼の母と、
顔を真っ赤にする彼
どちらも楽しそうで、
家族が仲の良い事がわかる
俺の家とは大違いだな、、、
瑞稀 「ほら、もう行くよ!」
涼 「え、あ、うんっ」
まだ尚楽しそうに笑うお母さんに
会釈してから階段を登る彼を追いかける
瑞稀くんの部屋らしきとこに着くと、
洋服やらハサミやらを持ってくる
涼 「??」
瑞稀 「涼はさ、可愛い顔してんのに
メガネとか前髪とかマスクとかで隠してて勿体無いよ
ちょっと弄ってもいい?」
涼 「そんな、俺可愛くないよ...」
瑞稀 「いいからいいから」
そう言ってハサミをジャキジャキと
鳴らしながらこちらへ近づいてくる
彼に降参する
瑞稀 「こう見えても髪切るの上手いから」
そう言って前髪を躊躇なく切っていく
いくらか軽くなると、
彼がふぅと息をついた
瑞稀 「こんなもんかな」
目が隠れないから不安になり
鏡を見ようとすると止められる
瑞稀 「マスクとメガネ取って、これに着替えて」
ここまで来たら彼に付き合うしかない
普段着ないような服を着て、
メガネをマスクを取る
涼 「ど、うかな...?」
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soya._.soya(プロフ) - sampon1206さん» こちらこそ素敵なリクエストありがとうございました!是非書かせてください (2021年5月22日 22時) (レス) id: f139f64694 (このIDを非表示/違反報告)
soya._.soya(プロフ) - パセリまみれさん» 心配して下さりありがとうございます!大分痛みは引いたんですけど、もう笑うしかないほど曲がっちゃったので、明後日病院に行ってきます... (2021年5月22日 22時) (レス) id: f139f64694 (このIDを非表示/違反報告)
sampon1206(プロフ) - 4人が助けに来てくれて消毒してあげる感じでお願いします!その後4人にめちゃくちゃ甘えるようになっててもっとモテるようになって4人が嬉しいけど困っちゃう感じも書いていただけたら嬉しいです。よろしくお願いします (2021年5月22日 22時) (レス) id: 56a1b608b4 (このIDを非表示/違反報告)
sampon1206(プロフ) - 無自覚涼姫ありがとうございます!可愛すぎました、、、!もしよろしければ続編お願いしたいです◎付き合いだしたあともモテモテなのは変わらなくて先生に呼び出されたと思ったら無理やり襲われちゃったお話をお願いしたいです (2021年5月22日 22時) (レス) id: 56a1b608b4 (このIDを非表示/違反報告)
パセリまみれ(プロフ) - 主さん、鼻大丈夫ですか?ご無理なさらず痛かったらすぐに病院行ってくださいね?凄く心配… (2021年5月22日 22時) (レス) id: 51c1db3cf5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:soya._.soya | 作成日時:2021年5月10日 22時