bad end ページ43
瑞稀 「はぁ...じゃあ、行くか」
トイレを済ませて、
地図に従い左へと向かう
瑞稀 「うわっ、なんか雪が整備されてないな...」
本当にこっちなのだろうかと言う疑いは
一歩進むごとに濃くなってゆく
加えて、
瑞稀 「さっむ...」
吹雪まで吹いている
周りは雪で覆われていて
視界はグレーに染まっている
地図が差す道も分からず、
吹雪で前も後ろも全くわからない
焦る頭の中でふと、
はしもっちゃんが言ってたことが頭をよぎる
涼 「行きはロープウェイ、
帰りは下るだけだから楽ちんだな〜」
もしはしもっちゃんが言っていたことが
本当だとしたら、
何度も曲がっている俺は帰りのルートから外れている
吹雪で前が見えない状態で
これ以上歩くのは体力の無駄だ
足も限界を迎えていたので、
その場に座り込むと
スキーの板で分からなかったけれど
瑞稀 「！？」
雪が身長と同じぐらい積もっていて
すっぽりと落ちてしまう
瑞稀 「だ、誰か！！助けて！」
今更人を呼んでもこないのは分かっているけど
冷静な判断ができなくなった俺には
もがいて声を出すことしか出来なかった
その内、手足が冷たく痺れてくる
声も枯れてきて、
とうとうガッカリと膝をつくと
もう上は見えないぐらいに埋まってしまった
もう助からない
この苦しい状況から逃げたい
早く意識を失ってしまいたい
そう思った俺は
体を温めるために丸めていた体を広げ、
ゆっくり目をとじた
瑞稀 「優斗...ガリさん...
作ちゃん...はしもっちゃん..」
ごめんね、みんな
俺、もう無理だ...
体からゆっくりと力が抜けていくのを感じながら
俺は永遠に意識を飛ばした
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soya._.soya(プロフ) - 樹さん» いえいえです！ (2021年4月29日 20時) (
レス) id: f139f64694 (このIDを非表示/違反報告)
樹 - 返信ありがとうございます (2021年4月29日 17時) (レス) id: 6fc87bfe57 (このIDを非表示/違反報告)
soya._.soya(プロフ) - 白狐さん» いえいえ、こちらこそありがとうございました！そうです、瑞稀くんです！ (2021年4月29日 17時) (レス) id: f139f64694 (このIDを非表示/違反報告)
soya._.soya(プロフ) - 樹さん» 瑞稀くんです！ 亡くなっちゃった...と思ってたらまだ実は生きてて、みんなに置いてかれちゃったって感じです (2021年4月29日 17時) (レス) id: f139f64694 (このIDを非表示/違反報告)
白狐(プロフ) - リクエストありがとうございました。すごくよかったです！生き残ったのは私の推測ですが瑞稀でしょうか？ (2021年4月29日 16時) (レス) id: df364b5548 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：soya._.soya | 作成日時：2021年4月17日 23時
