マフィア7 ページ34
一瞬
3人のうちの
誰かが来てくれたのかと
期待を抱くも、背の高さとスタイルに違うとわかる
あんまり動かない頭を必死に動かしているうちに
それが敵だと言うことに気づく
カツンカツンと音を鳴らしながら
歩いて来るその男は俺ら、いや、
蒼弥に近づいてゆく
蒼弥 「や...ぁ...」
作間 「やめろ、蒼弥に近づくなっ...」
出ない声を精一杯絞るも、
そいつは呆気なく蒼弥に触れた
と思った次の瞬間、
ジャランと音がして蒼弥を戒めていた鎖が取れた
蒼弥 「あっ...」
体力の限界を迎えて気絶し崩れ落ちた蒼弥を抱えた男
目が冴えてきて顔や表情が
しっかり見えるようになった今も
こいつの目的がわからない
作間 「...何が目的なんだよ」
そう言うと俺を冷たい目でつまらなそうに見た
？？ 「お前らには興味ないけど、
蒼弥には興味あるから」
そう言って近づいて来る
殺されるのかと目を瞑ると
カシャンと音がして鎖が外された
作間 「...！」
？？ 「と、思ったけど
お前らがいないと蒼弥があれだから
一応生かしておいてやるよ
どうせ俺が殺すことになるだろうけど」
冗談めかしながら言っているのに
目が笑っていない
ごくり、と唾を飲み込むと
俺の体が乱暴に持ち上げられた
？？ 「家の前まで持っててやるから」
なぜかアジトまで知られていて家に着く
いつの間にか蒼弥も起きていたようで
今の状況を説明したものの不安そうな顔をしていた
？？ 「ほらよっ」
俺をどさっと地面に投げ捨てると、
そいつは蒼弥に耳打ちした
蒼弥 「...」
？？ 「またな」
そう言うと蒼弥を優しく降ろし、
闇夜へ消えていった
作間 「蒼弥、大丈夫？」
蒼弥 「っ、うん」
肩を貸してやり家の中に入ると
3人が慌てて迎え入れてくれて、
何やってたのとか大丈夫とか色々聞かれたけど
俺の頭にはあいつの顔がしっかりと刻み込まれていた
異常に蒼弥に執着しているあいつは誰なんだ
蒼弥side
目が覚めれば
この間襲ってきたやつに担がれていて
意味がわからないと思ったと同時に恐怖が襲う
龍斗の説明を受けて
危害を加えにきたのではないと分かっても
やはり少し怖かった
？？ 「次来る時はお前をここから奪うから
その時まで覚えてろよ
...俺の名前は樹だから」
そう言って去って行った"樹"
一体何が目的なのだろうか...
end
なっち様リクエストありがとうございました！
マフィアパロ又是非リクエストしてください！
順不同になってしまいすみません汗
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soya._.soya(プロフ) - 樹さん» いえいえです！ (2021年4月29日 20時) (
レス) id: f139f64694 (このIDを非表示/違反報告)
樹 - 返信ありがとうございます (2021年4月29日 17時) (レス) id: 6fc87bfe57 (このIDを非表示/違反報告)
soya._.soya(プロフ) - 白狐さん» いえいえ、こちらこそありがとうございました！そうです、瑞稀くんです！ (2021年4月29日 17時) (レス) id: f139f64694 (このIDを非表示/違反報告)
soya._.soya(プロフ) - 樹さん» 瑞稀くんです！ 亡くなっちゃった...と思ってたらまだ実は生きてて、みんなに置いてかれちゃったって感じです (2021年4月29日 17時) (レス) id: f139f64694 (このIDを非表示/違反報告)
白狐(プロフ) - リクエストありがとうございました。すごくよかったです！生き残ったのは私の推測ですが瑞稀でしょうか？ (2021年4月29日 16時) (レス) id: df364b5548 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：soya._.soya | 作成日時：2021年4月17日 23時
