マフィア5 ページ4
蒼弥side
みんなが
過保護すぎるからか、
何気に1人で買い物に行くのは
みんなに会ってから初めてだった
昔ーそれもほんとに小さい頃
瑞稀と涼に拾ってもらう前までは
1人でウロウロしていた
そのせいで何度か怖い目にあってきたけど
今はみんなとずっといるから
そんなことも忘れていた
そう、連れ去られるまでは
突然、10個の影が俺を囲むように地面に落ちる
蒼弥 「！？」
はっと顔を上げると
いかにも怪しい黒服に深く帽子を被った奴らが
俺のことを囲んでいた
この状況は不利どころの話じゃない
幸か不幸か、
アジトからは離れている為バレることはないが、
助けを求めることもできない
逃げようにも逃げれず、
じっと構えているとナイフを持って
一斉に飛びかかってくる
いくら腕を鍛えているとは言え
10対1で勝てるわけもなく
ナイフであちこちが切られ血が出る
蒼弥 「っっ！！」
右足に鋭い痛みが走り思わず蹲ると、
それを合図に左足、両腕にも痛みが走る
声を上げられないほどの痛みに
うつ伏せになってもがき苦しんでいると
グループのリーダーらしき人が
俺の髪の毛を掴んで顔を無理矢理上げさせられる
蒼弥 「....」
？？ 「噂のグループのお姫様って君のこと？
確かに可愛いね、他の奴らが大事にするのもわかる」
そう言いながらケラケラ笑うその顔を
睨むことしかできなかった
？？ 「生憎今日は用事があって
あんまりモタモタしてられないんだよね」
でも、君に興味が湧いちゃった」
そう言うとずいっと顔を近づけてきて言った
さっきまでの笑顔が消えていて
その顔に恐怖を覚える
？？ 「いつか君を手に入れる」
そう言うとまた笑い顔になってから
手をパチンと叩いた
？？ 「ほら、さっさとこの子を運んでよ
手下なんだから、それぐらいパパッとやって？」
「「「「「「「「「はい」」」」」」」」」
蒼弥 「い"っ...」
傷だらけ、血だらけの体を無造作に持たれて
暗くて狭い倉庫へと運ばれてゆく
その嫌な空間にいつかの記憶が蘇り始めた所で
ポイっと投げ捨てるように置かれた
蒼弥 「や....だっ、」
そう言った俺の声を聞いてくれるはずも無く
ガチャリと鍵を閉められる
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soya._.soya(プロフ) - 樹さん» いえいえです！ (2021年4月29日 20時) (
レス) id: f139f64694 (このIDを非表示/違反報告)
樹 - 返信ありがとうございます (2021年4月29日 17時) (レス) id: 6fc87bfe57 (このIDを非表示/違反報告)
soya._.soya(プロフ) - 白狐さん» いえいえ、こちらこそありがとうございました！そうです、瑞稀くんです！ (2021年4月29日 17時) (レス) id: f139f64694 (このIDを非表示/違反報告)
soya._.soya(プロフ) - 樹さん» 瑞稀くんです！ 亡くなっちゃった...と思ってたらまだ実は生きてて、みんなに置いてかれちゃったって感じです (2021年4月29日 17時) (レス) id: f139f64694 (このIDを非表示/違反報告)
白狐(プロフ) - リクエストありがとうございました。すごくよかったです！生き残ったのは私の推測ですが瑞稀でしょうか？ (2021年4月29日 16時) (レス) id: df364b5548 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：soya._.soya | 作成日時：2021年4月17日 23時
