伝えようと思った矢先 ページ26
そんなこんなで
話していると
あっという間に時間は過ぎてしまう
涼 「あ、やばい！
これから約束あるからもう行くわ」
蒼弥 「あ、はい」
涼 「今日はありがとね、楽しかった」
蒼弥 「いえ、とんでもないです！
俺の方こそありがとうございました！」
涼 「うん！じゃあねー！」
手を振って屋上から立ち去る涼先輩
ふとさっきの質問が頭をよぎる
涼 ［蒼弥はさ、えーと、
1番目に好きな子を諦めなきゃいけなくなった時
例えば、その子に好きな人が出来たとか？
それで2番目の子が好きになるって気持ちわかる？］
今きっと俺はその状態になりかけている
優斗のことは諦めなきゃいけない
作ちゃんはあんなにも俺を大事にしてくれている
どっちをどう選べばいいのかなんて分かってる
でも、、、
蒼弥 「それでも、好きなんだよ...」
息を吐くのと同じくらいの小さな声で呟くと
ギュッと胸がなる
どこに行っても何をしても誰といても
結局頭にあるのは優斗との事や思い出ばかりで
他の人が入る隙なんてなかった
最初から俺の答えは決まってたんだ
例え彼がどんな人とどのように付き合っていようと
この気持ちだけは伝えてしまいたい
蒼弥 「...よし、」
優斗の所に行こう、
と思い足を踏み出した時
先生 「猪狩くん、いるかい？」
蒼弥 「先生！どうしましたか？」
先生 「あぁ、ちょっと用事が入ってて
生徒会資料が濡れちゃってて不鮮明な所があるから
悪いけど1から作ってコピーして欲しいんだよ...」
うそ...
頑張って作ったのに....
資料が必要なのは明日
急いで作らないとだ
蒼弥 「ぁ、、、、分かり、ました...」
先生 「ありがとう！ごめんね」
そう言って階段を降りて行った先生
あぁ、気持ちを伝えられるのはいつだろうか
俺の方もモタモタしていられず、
手すりを滑り降りて生徒会室まで急いだ
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soya._.soya(プロフ) - ゆらゆさん» 返信めちゃくちゃ遅くなってごめんなさい...！すごい嬉しいです！これからも頑張ります！！ (2022年1月10日 8時) (
レス) @page31 id: f139f64694 (このIDを非表示/違反報告)
ゆらゆ(プロフ) - コメント失礼します。まだ登場人物の所しか見てないですが、この時点で凄い好きです、、、主様のお話は、全部見させて頂いていて、全部私のどタイプです、、これからも頑張ってください！ (2021年8月2日 3時) (レス) id: 0f88a61506 (このIDを非表示/違反報告)
soya._.soya(プロフ) - 都真渡@低浮上気味さん» そんな風に言っていただけてとても嬉しいです...！ 更新は少し遅いかもしれませんが、これからも頑張ります！ (2021年4月11日 13時) (レス) id: f139f64694 (このIDを非表示/違反報告)
都真渡@低浮上気味(プロフ) - コメント失礼します。この作品、今日初めて拝見させて頂いたのですが、とても面白くて時間を忘れて読んでしまいました(笑)これからも、楽しみに待っています！ (2021年4月11日 13時) (レス) id: b232525f2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：soya._.soya | 作成日時：2021年3月11日 17時
