ドライヤーマジック ページ7
「持ってきた」
『はいはい〜、じゃぁここ座って?』
何の気なしに言ってみたんだけど…
押しに弱いのかAはドライヤーしてくれるって。
やったね。笑
「あれ?ユギョマは?」
『ん?携帯取りに行ったよ?』
「ふーん…」
『ねえ』
「ん?」
『なんでこっち向いてるの…』
髪ビショビショで、なんでか少し寂しそうな顔した
ジェボムに言われて断れる訳ないです。
どんだけ甘いんだってね。
でも、甘えさせてあげたくなっちゃうんだよね。
仕事してる時の彼も少なからず知ってて、自分の時間あるの?ってぐらい忙しいから。
私が少しでもそれを解消してあげれるならと思って了承したんだけど…
『逆でしょ』
「こっちでいいの」
『ちょ、はずかしいんだけど…』
「へへ。はい、お願いしまーす」
『あぁ〜…』
普通。
普通ね?ドライヤーしてもらう時って、前向くでしょ?
なんでかジェボムはこっち向いてるの。
向かい合わせ。
膝立ちの私と、ラグに胡座書いて座ってるジェボム。
恥ずかしすぎません?
(ブォーーーーー)
『熱くない?』
「きもちぃー…」
『それは良かったです。笑』
「ヌナ〜…」
『ちょっとー、乾かしにくいよ』
「んー…」
ちゃんと座ってて欲しいのに、そのまま抱きついてるジェボムさん。
乾かしにくいよ。
そして、恥ずかしすぎるよ…
『しょうがないなぁ〜…』
「ふふっ。」
『ふふっ。』
にしても…
髪の毛サラサラ〜
いいなぁ〜
『… ジェボム?』
「ん〜…zzz」
『だめだめ。笑 寝ないで』
「ん〜…」
『気持ちわかるけど!笑』
「A〜…」
『はーい?』
「ん〜…」
『なんだよ。笑』
「んん〜…」
わかるよ。眠くなっちゃうよね。笑
なんか子供みたいで可愛いなぁ…
『 笑 』
まさか、この姿を
2人に見られていたとは…
後で盛大にからかわれました。
恥ずかしすぎて死にそうです。
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作者名:ハニ | 作成日時:2017年9月1日 5時