want you!! (ページ11)

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③ ページ11

『どうか、どうか許して下さい…。
ジェボマの隣にいる事を。

お願いします…』

まさか、マネさんに"感謝してる"なんて言ってもらえるなんて思ってなくて。
自分の気持ちを伝えなくちゃって。

「マネヒョン…
俺、リーダーやってて大変だなって何回も思った。
でも辞めたいと思った事は1度も無いです。
…本当はAと付き合う事、悩みました。
でも、ヨンジェが
"僕達は味方だよ"
って言ってくれたんです。
それに…我慢出来なかった。笑
Aと一緒に幸せになりたいと思ってしまったんです。

沢山迷惑かける事になるだろうし、Aにもツラい思いをさせてしまうって分かってるけど…
でも、Aの居ない生活なんて想像つかない。

どうか、認めて下さい。お願いします。」

２人揃って、頭を下げて。
「あ～似た者同士」
って思った。
というかだな。そもそもの話…

「俺は全然賛成だし、
むしろAちゃんじゃなかったら認めないから」

そういった途端に【ガバッ】と頭を上げて
めちゃくちゃ嬉しそうに笑ったジェボムと
今にも泣き出しそうなAちゃんに
少し笑っちゃった。笑

「ありがとうございます！」

『あ、ありがとうございます…』

「とりあえず、社長とPDニムにも報告しないと。
多分全然OK出すと思うけど…
ただ、条件は付けられるかもしれないから
そこだけは心に留めといてな。」

「はい」

『 … 』

ちょっと場の空気が緩んだタイミングで
電話がなる。あ、マークだ。

「マクからだ。
とりあえず、ジニョアの部屋じゃなくて
バンの後ろフラットにして布団とか敷いといたからAちゃん、そっちで終わるまで待ってて貰おうと思う。
必要な物の用意だけしといて～【よぼせよ？】」

言うだけ言って、電話に出ながらリビングを出ていったマネヒョン。
一気に力が抜けて正座から胡座に変える。

あ～！！緊張したぁぁぁぁ…

「A。ん。」

『っ…』

正座を崩して、ボケーっとしてるAに両手を広げると泣きそうな顔で抱きついてくる

「ありがとな…。嬉しかった」

『私も、だよっ…はぁ、ｹﾎｯ』

「ん。泣くなよ。笑
…お前、熱くね？熱計ろ…」

『ｼﾞｪ、ﾎﾞﾏっ…ﾋｯｸ…ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ、』

「泣かない、泣かない。発作出ちゃうから。
ヨンジェー！」

『ｹﾎｯｹﾎｯ…はぁっ…ｼﾞｪﾎﾞﾏっ、ｺﾞﾎｯ』