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「はい、どうぞ〜」
「Aちゃん！会いたかったです！」
ドアを開けてすぐに抱き着いてくる大型犬
佐野晶哉
あるはずの無い耳としっぽをブンブン振っているのが見える気がするのはきっと気のせいではない
彼はほぼ毎日な・ぜ・か私の家に突如として押し掛けてくるのだ
「よくもまぁ飽きずによく家に来るね？」
「Aちゃん家落ち着くんですもん」
じゃ、お邪魔しまーす
なんてふにゃっと笑いながら言ってくる
あの笑顔に私は弱い
ちゃんと靴を揃えて上がるところ
ポイント高いよ←
「Aちゃーん、飲み物出してー
喉渇きました」
前言撤回
ただ我儘な年下大型犬だった
もう！ちょっとキュンとしたの返せ！
とか言いながらも、何飲みたい？って聞いてリクエスト通りの飲み物出してあげる私優しい←
誰か褒めてほしい
ちなみに今日のリクエストは「水」
まぁ、水は普通に出せるよね
ソファの前に置いてあるテーブルに置いてあげると一気に飲み干していく
よっぽど喉渇いてたのね
「で、今日はどうしたの？」
「今日はご飯食べに来ました」
「え、今日も？昨日も食べたよね？」
「まぁまぁえぇやないですか！
Aちゃんの料理なら毎日食べたいです」
急に真剣な顔でそんなことを言ってくるもんだから、恥ずかしくて目を逸らしてしまった
「ねぇ、それ無意識で言ってるの？？」
「本気で言うてますよ…
って言うたらドキドキしますか？
Aちゃんめっちゃ顔真っ赤やないですか！
照れてるんですか？
かわい〜！！」
なんてイタズラが成功したとでも言うような顔で
私の頭をぐしゃぐしゃに撫で回してくる
「もう！年上をからかうもんじゃありません！」
「だってAちゃん弄るの楽しいんですもん！
誠也くんみたい！」
あぁ、末も餌食なのか…
お互い頑張ろう
気を取り直して、
2人分だしいっかと思っていると
「あ、言い忘れてましたけど、今日後2人来ますよ〜」
「え？」
"ピンポンピンポンピンポンピンポン"
あぁ、このピンポンの押し方は
アイツらしかいない
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ちぃなん(プロフ) - ちーちゃんさん» 初めまして、コメントありがとうございます！お嬢さん呼び何気好きなんですよ分かっていただけて嬉しいです。ありがとうございます！ (2020年6月3日 23時) (
レス) id: fdda58a86e (このIDを非表示/違反報告)
ちーちゃん(プロフ) - 正門って絶対お嬢さんって言いますよね分かります脳内再生余裕でしたありがとうございます。 (2020年5月27日 20時) (レス) id: d8fec38979 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちぃなん | 作成日時：2020年5月24日 18時
