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あの日から私達の関係は変わった。

でもそれに気づいてる人は、藤井くん以外には、誰もいない。





朝、お互いに、おはようって笑い合って、私達はそのまま離れる。


すぐにたくさんのクラスメイトに囲まれる重岡くん。






休み時間は、特に話したりせず別々。

でも、時々藤井くんが、上手く重岡くんを連れ出してくれて、二人だけで誰もいない所で話したり。




授業中は、ふとした時に目が合って、
すると重岡くんがにこって笑ってくれて。




彼の笑顔を見る度に想いは強くなっていく。

そして放課後、彼は基本的に部活。




でも部活が休みの日は、絶対にあの場所に来てくれたし、部活がある日でも、教室を出る時にまた目を合わせて微笑んで、また明日ね、と一言だけ交わせば、それだけで充分だった。




夜になれば、メッセージでやり取りをしながら一緒に課題をやったり、たまに電話したり。



そんな日々の中では、これまでとは見える景色の何もかもが違って見えた。



光のない場所に居る、一人ぼっちの私を照らしてくれる眩しい太陽がなくなって、そうしてやって来る寂しい季節に妙に怯えたり、何故か涙が溢れたりすることは無くなっていった。



彼が私の太陽だから。





彼さえいれば私は満たされる。

彼が居るだけで、それだけでいい。



他に何もいらない。




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作者名:みなみ | 作成日時:2017年3月7日 13時

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