今日:17 hit、昨日:19 hit、合計:48,198 hit
小｜中｜大
17＿ ページ17
·
目を閉じていても瞼越しに眩しく感じられるくらい強い日差しにゆっくりと目を開くと、私の気分とは正反対に明るく輝く太陽。
お昼みたいだなと思い、はっとする。
時計を見るともう正午過ぎだった。
遅刻だと思ったと同時に、鈍い頭の痛みと体のだるさに気がつく。
その時、ドアがノックされた。
「入りますよ？あら、目覚めてたんですね」
状況が呑み込めない私に、お手伝いさんは言った。
「昨日の夜、すぐに部屋に行ってしまったし、ご飯も食べてなかったから心配で部屋まで行ったんですよ。そしたら具合が悪そうで」
「そうだったんだ」
「布団も着ないで寝てましたし、風邪でしょうね。最近疲れているみたいですから今日はゆっくり休んでください。
学校にはちゃんと連絡しておきましたから。」
お手伝いさんが部屋を出て行った。
一人っきりの部屋。
やっぱり一人って落ち着く。
私には一人が一番お似合いだ。
きっと、私はこれからも独りぼっちだ。
·
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 72人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みなみ | 作成日時：2017年3月7日 13時
