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僕らの理由 ページ27

北斗side



あぁ、ついにこの時が来てしまった。




「北斗って○モなの?てか親もそうなんだろー?まじキショくね?」




北斗 「はい、?何その言葉。」



「だーかーらー、お前男好きなんやろ?んで親も男同士やと来た。ほら存在だけでキモいやん。え、何北斗女やったらわかるで?てかホンマにお前男なん?」



「確認してみよーぜ?」




変な男子の悪ノリ。まだまだ考えが古いであろう保健の教科書。それを悲しそうな顔で読む今年の担任の大我先生。


あぁ、この世界は俺には優しくない。照史には関係ない話だけど。


今日は幸い服を濡らされることはなくただ男子何人かで取り押さえてきて主犯格のあの子に下をトイレで見せしめかのように下ろされる。それに暴言の嵐。




照史 「……?北斗最近お前ちゃんと寝とる?クマあるんやけど、、、」



北斗 「あー、面白い漫画あってさ、ついつい夜更かししちゃうんだよね。気にしないで?」



淳太 「ほんまー?ちょっと俺も心配よ?」



北斗 「大丈夫だって、笑 ほら、そんな心配してると明日のお泊まり会楽しめないよ?お邪魔する俺が言うことじゃないけどさ、」




淳太 「んん、でも……「大丈夫だから。ね?」分かった。」




少し無理やり2人を言いくるめて今日も自分の家を通り過ぎて照史達を家まで送る。





照史 「いつもありがとうな、北斗。」



淳太 「ありがとう、また明日な?」



北斗 「うん、また明日。」



うん、まだまだ大丈夫。



そう思ってまた来た道を無理やり作った明るい気持ちで少し戻った。

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作者名:雪羽 | 作成日時:2022年2月18日 1時

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