当たり前じゃない当たり前。 2 (ページ3)

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北斗side

優吾「はい、帰りの会はここまで！北斗はちょっと頼みたいことがあるから後で先生のとこ来てね。」

皆「「先生さよーなら！」」

優吾「はいさようなら。部活あるやつは頑張って！」

照史「俺、先に淳太迎えに行ってくるわ。終わったらここおって？」

北斗「了解。ほら、早く淳太くんとこ行きな？」

照史「おん！」

ササッと一旦照史とバイバイしてこーち先生の所へ向かう。

北斗「先生、頼み事ってなんですか？」

優吾「ああ、あのさ、今度の２分の１成人式で作文を読んだあと、皆で親御さん達に歌を贈ろうかなって。」

北斗、ピアノ上手でしょ？だから伴奏お願いしたくて。

北斗「ピアノの伴奏……か。わかりました！先生楽譜は？」

優吾「お、よかった！楽譜はこれね。明後日、京本先生がピアノ見てくださるらしいから、授業後音楽室な。」

北斗「はい。」

家への帰り道でピアノの伴奏をすることになったと重岡兄弟に話すと目をキラキラさせて「北斗/ほっくんは凄いな！」って褒めてくれた。

家でバイバイすると、

北斗「やっぱ、ね。」

最近の通り1人でお留守番。

でもいいや、

北斗「ピアノ弾こ。」

自分の部屋にあるピアノを開く、その前に家のセロハンテープと黒画用紙でじゃばら折りができるようにする。

やっと準備も出来てピアノを開いて、椅子に座る。

最初は右手から、ね。