いろとりどり (ページ5)

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隣人=Ren.N(⚠️) ページ5

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夜な夜な聞こえてくるその声。

1度でいいから見てみたい

『隣人』さん。

大学入学を機に都内のマンションに一人暮らしを始め、
カノジョを連れ込んだり、友人たちと酒を煽りながら課題をしたり

とにかく好きなようにやってきた部屋。

広くも狭くもない部屋。

住み始めて1年半が経った頃
荒れに荒れまくり、ろくに家に帰っていなかった。

久しぶりに帰ると扉の前何かが置いてあるもんだから、まさか置き配でも頼んだかとギョッとしてしまった。

中身を見てみると包装された箱と置き手紙のようなものが1枚。

廉「新しく隣に入居した佐々木です...？なんやこれ、引越しの挨拶みたいなもんか。」

この時までは自分には関係ないことと割り切っていたが
こんなにも自分を狂わせることになるとは思っていなかった。

またそこから3ヶ月ほど友人の家を渡り歩くのを続け、
飽き始めた頃には、元から出不精だったのではないかというほど家に居た。

ある日の夜。
いつも通り部屋にこもり、課題に明け暮れていると隣の部屋からなんともいかがわしい声が聞こえてきて。

頭の片隅にあった情報を引っ張り出す。

そういや、隣、引っ越して来てたな、

隣の部屋で明らかになっているのは

・佐々木という名字であること

・彼氏もしくは彼女がいる。あるいは体だけの関係を持っている。

という2点。

しかしこんなに聞こえてくると、自身のムラムラを抑えるのも難しく、

気づいた時には課題そっちのけになっていた。