プラネタリウム 2

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「いらっしゃい」

『・・・よろしくお願いします』


「じゃ、カラー診断しよっか。
　この前のは簡易的なものだったけど
　今日は本格的に。

　まず、クレンジングするから
　向こうのエステルームへどうぞ」


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『え？ 和真がクレンジングするの？』


「やるよ 笑
　美容師の資格はもってないけど
　エステもするし
　ヘアメイクもやってるよ」

『さすが和真だね…』

「そりゃ、俺は女の子を可愛くするのが
　使命だと思ってるから 笑」

『そうだったね 笑』


「じゃ、次マッサージとパックするよ
　これは特別サービス 笑」


『ん。ありがと』









「ねぇ・・・Aは今、彼いるの？」


『一応いるよ』


「一応って 笑
　いいの？ 元カレなんかに会ってて」


『これは元カレに会いに来たわけじゃないしｗ
　和真に会いたくて連絡したわけじゃないんだよ？
　
　電話でも話したけど、もうちょっと自分を
　良く魅せることが出来たらなぁって…

　この前、和真がしてくれたメイクも好評だったし』


「当たり前！ 俺を誰だと思ってんの？ 笑」


『うわっ 自意識過剰ｗ』
　

「はいはい 笑
　でも、この業界、自信持ってないと
　やっていけないからね

　じゃ、カラー診断やるよ

　またさっきのカウンセリングルームへどうぞ」






付き合っていた時とはなんとなく少し違う空気間。
お互いに年齢を重ねたせい？

それとも以前とは感情が違うからかな？

でも、嫌な空気間じゃない。

久しぶりの再会のときは驚きが大きくて
リラックスして話すことなんてなかったけど…

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