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智洋side
大毅 「あ、とも。よぉ来たなぁ。たかは?」
崇裕 「今日はカフェ行く言うてたで。なんか、お手伝い頼まれたとかなんとか。」
大部屋の病室の1番奥の左側に大兄のスペースが。
今日はプリンをのんちゃん伝授のレシピで作ったから大兄にもおすそ分け。
大毅 「流星、に会いたいなぁ……。」
智洋 「……まだ自分のジェンダー嫌っとるん。たかが言うてたで。」
ありゃりゃ、バレたかー なんてバツが悪そうに言った大兄を思いっきしぶん殴ってやりたかった。
やって、とももたかも迷惑掛けてたりしたけど、1番のんちゃんやじゅんちゃん、あっくん、流星に迷惑をかけてんのは大兄やから。
でも、それをすることは無かった。
流星 「んー?誰や、俺に会いたい言うたやつ。」
崇裕 「流星、走んなや!」
廊下は静かにお願いします、という声がかき消されるようにたかと大兄が待ち望んでた流星がおったから。
大毅 「流星、俺、俺、……、」
流星 「落ち着き、とりあえず。…俺が言えることやないけどな、w」
智洋 「いらっしゃい。とりあえず俺が言うことやないけど椅子座り?たかがあぶれて通路の妨げになってもうてるわ、。」
上手く大兄のスペースに納まって、本題再開。
流星 「あのさ、俺。」
大毅のために支えたいねん。もし、ジェンダーが大毅の妨げになるなら、俺は付き合わへんよ。
ゲイカップルが嫌やゆう事になるからな。
そう流星は言った。
大毅 「なあ流星、俺さ、。」
流星のこと、愛してんねん。やから、
そんなこと言わんといて。
大毅 「俺、受け入れるように「無理にせんでええよ、受け入れるん。俺らは俺らなりの形でいこうや、恋人として。」……お"ん…!」
ボロボロ泣きながら話す大兄と流星がホンマに結ばれたような、そんな気がした。
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作者名:来夢 | 作成日時:2021年5月15日 0時