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ページ22

崇裕side




受験勉強をしていると、ある叫び声が。




「大兄、何してんねん!そんなんしても痛いだけやろ?!」




ともの声や。

そう思った瞬間、声のする方へ俺は足を運んだ。





壮絶やったなぁ……。




しかもその時夜中の1:00で。



大血だらけの大兄と止血で血を少し浴びたとも。




智洋 「たか……、あっくん呼んで。救急車と。」




単語単語で紡がれた言葉をともが放つと俺は電話をかけ始めた。




照史 『あ、崇裕?どないしてん。……はぁ?!今から行くわ。救急車は……、呼んだのな。ほんなら、1人しか救急車乗れへんし、崇裕乗り。俺は流星ともんち乗せてあと追っかけるわ。シゲの保険証と財布、あと携帯に……外靴もか、崇裕も携帯持参してな。』



記憶が得意やない俺でもササッと覚え、未だ血が止まらない大兄の腕の止血を遂行するともにも伝えて。




隊員さんが来てくれた時に俺は大兄の荷物と自分の携帯を持って救急車に乗り込んだ。

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作者名:来夢 | 作成日時:2021年5月15日 0時

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