ボクら

カメラ目線。 Ryohei.A×Koji.M ページ13

亮平side



康二 ｢あーぷぅ！よそ見したらあかんって！後ちょっと！｣



亮平 ｢えぇー？！長いよ〜！｣




俺の彼氏の趣味は自前のカメラでの写真撮影。
特に人を撮るのが好きみたいで、付き合う前は翔太とか舘様とか、関西Jr.のみんなとか、いろんな人を撮っていたけど、今じゃ俺だけ。



良く｢自然にしとってな！｣って言われるけど結局指示が入る。





康二 ｢ごめんなぁ？あーぷぅ。よし、お昼ご飯食べよや！お弁当、今日二種類あるんやって！｣



こうやって毎回すごく悲しそうな顔で謝るからもう、疲れなんて吹っ飛ぶし、グチグチ言いたかった文句も無くなる。



そういえば、一つ気になることが。




カメラを通して見る俺は、その周りの景色は生で見るものとどう変わっていくのだろうか？


俺が思うに、康二は思い出として撮ってたりもするとは思うけど、生と写真、それぞれ見え方が彼なりに違って。それを楽しんでいるのでは、と思ってる。




ホント、どうなんだろ。 ……、てか弁当うま。

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