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第21話 ページ22
千秋side
「ん〜！杏の作るお菓子おいしい！」
「ふふっ、ありがとう」
かわいくて、スタイルもよくて、運動もスポーツも人並みかそれ以上にできて、性格も良いって……杏って、僕に勿体ない恋人だよな……。
(仮)だけど。
「杏、好きな人とかいないの？」
「えっ……？！」
「杏ってかわいいし、色んな男が言い寄ってきそうなのになって」
「……そんなことないよ」
そう言う杏の顔は複雑そうだった。
杏くらいかわいかったらモテモテだと思うんだけどな……。
「僕は杏好きだよ？」
「え？」
「友達としてもアシスタントとしても！僕なんかの恋人(仮)にしておくなんて勿体ないなって思うもん」
薄紅色に染った杏の顔を見つめ、綺麗だなんて考えた。
「千秋……」
「ん？」
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作者名：月羽and月翼 | 作成日時：2020年12月30日 0時
