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第19話 ページ20
千秋side
「前よりも上手くなったね」
「っ!本当ですか?!」
杏と恋人(仮)になってから再び書いた小説を持ち込んだところ、そう評価を貰った。
「まだ薄いところもあるけど、前みたいに全てが嘘っぱちの薄っぺらさはない。……楓先生、恋でもした?」
「いえ」
恋はしてないはずだ。
杏との関係だってあくまで(仮)なのだから。
「そうか。この調子で頑張って」
「はい」
僕が恋をしているかは置いておいて、杏との関係が小説の改善に貢献したのか火を見るより明らかだ。
「恋、か……」
杏と過ごす時間はとても楽しくて幸せな時間だ。
でも、僕は―――
「杏のこと、どう思ってるんだろ……」
好きか嫌いかって聞かれれば好き。
でも、それより先が分からない。
まだ、確証が得られない。
こんなこと、初めてだ。
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作者名:月羽and月翼 | 作成日時:2020年12月30日 0時