chameleonの仮面を外しません？ (ページ16)

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智洋side

唖然としたままの俺。

シゲは気を使ってかもう帰ってもうた。

智洋「分からん……、わからんよ、シゲ。」

もちろん、シゲの人生やからどの道を進んでもええし、それを応援してあげたかった。

俺はなにに怖がってんねやろ、あぁ多分、

偏見かな

智洋「シゲ……、すまん、ほんまごめん……。ｸﾞｽｯ」

俺は涙を流して今いない彼に謝ることしかできひんかった。

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風磨side

『神ちゃんがなぁ、無理やって。』

泣きながらそう伝えてきたシゲ。

びっくりして中島を見ると彼も唖然しているようで。

風磨「大丈夫、じゃないよな。よく頑張った。今日は寝な？」

大毅『神ちゃんがなぁ、「嘘やろ？本当のシゲはどこ？」やって。これがホントの俺なのになぁ。』

無理して、ずっと泣き続けながらも自虐を加えつつ神ちゃんへのカミングアウトの話をするシゲ。

俺は耐えられなかった。
それは目を伏せたくなるくらいに。

健人「……gんにしろ。」

大毅『へ……？』

健人「いい加減にしろ。神ちゃんの考えを覆そうとは思わないの？そんな泣いちゃってさ。俺言ったよ、全員に話すまで会わないって。それじゃ、風磨、後よろしく。」

初めて中島がシゲに怒鳴り散らした瞬間だった。