4つの蕾が開く頃に…… (ページ28)

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大毅side

大毅「ひっ、、久しぶりやな、とも。」

智洋「おん、のんちゃんから聞いたんやろ？」

大毅「おん、……。ごめんなぁ、、俺、まだ受け入れきれてないねん。」

小瀧兄弟に仲介に入ってもらい、俺とたかは久しぶりに大兄の元へ。

崇裕「はよいーや？ゲイ、なんやろ。にぃ。」

大毅「……笑聞こえてたんか。おん、せやで、俺ゲイやねん。でも、同族嫌悪が激しくてな……。すまん、！」

大方そうだとは思ってたけど、さ。

やっぱり、重いもんがあるよな……。

歌が好きでよう趣味で作詞作曲する大兄。

自分で作った曲を歌う大兄は【命を唄う】大兄やった。

そんなことを考えとると、知らぬ間に口が先に走っていた。

智洋「……、苦しかったよな。」

大毅「……え、？」

智洋「俺もサポートする。やから、大兄とたかとともの家に帰ろう。」

セクシャルマイノリティなんかいちばんどうでも良くなってしまった瞬間だった。