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智洋side
望 「ん？あ、もしもし。シゲ？……おん、おんおん、…おー、了解。2人に伝えとくな？」
いつものように淳太くんの部屋でお泊まりセットの荷解きをたかとしていると廊下から声が聞こえた。
シゲって言うてるから多分電話の相手は大兄。
望 「お、終わったんか。そういや、しばらくシゲは照史ん家泊まるって。」
崇裕 「ほぉ〜。あ、せやのんすけ。一応身を置いといてもらってる身やし、手伝えることは手伝うで？ともは流石にあんま店出れんけど、俺いっぱいでるし。」
智洋 「ともも！家事得意やから手伝うで？」
淳太 「俺がともの代わりに出ればええ話やろ。」
望 「せやね、俺とたかが店におる間は淳太と家の事頼もうかな。」
智洋 「おん、！任せて！」
望 「とりあえず、飯食おや。軽いもんやけど、サンドイッチ作ったから。」
つかの間の小瀧家での休息。
なんだか落ち着かないような、落ち着くような、不思議な感覚。
それでも変わらないのはやっぱり大兄のことが頭から離れないこと。
嫌なはずなんに、離れない。
今、どうしてるんかな。
ともの大兄とのLINEの画面はある言葉が残ったまま。
それも、送信されずに。
『大兄、大丈夫？』
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作者名：来夢 | 作成日時：2020年12月2日 23時
